楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷浩史、以下 「楽天」)は、楽天の教育振興および東日本大震災の被災地域における復興支援活動の一環として、福島県内を巡回する車両型の移動図書館「楽天いどうとしょかん」を本日より開始いたしますので、お知らせします。
「楽天いどうとしょかん」は、全国の楽天ユーザーからの声および福島県の子供たちや保護者の方々のニーズをもとに、主に成長過程にある福島県在住の子供たちを対象に展開するものです。絵本や図鑑といった調べ学習に使える本、話題のまんがなどの書籍を約500冊搭載するとともに、車両に搭載可能な書籍数が限られることから幅広い書籍コンテンツをより多く搭載できる電子ブックリーダーの「kobo Touch」も最大40台乗せて福島県内を巡回します。
今回、本日よりクリスマスの12月25日までの間、福島県内の複数カ所を回るほか、その後も2013年12月まで福島県内を定期的に巡回し、「移動型の娯楽スペース」として毎月子供たち向けの新しいイベントを実施する予定です。「楽天いどうとしょかん」により、本を通じた学びの機会はもとより、その他さまざまな遊びの機会、新しい感動体験が生まれる「場」を提供してまいります。
楽天は、東日本大震災以降、被災地でニーズの高い物資を楽天ユーザーに購入いただき必要とされる方々にお届けする「楽天たすけ愛」(※)を中心に、宮城県・岩手県・福島県において、さまざまな活動を実施し、被災地域の状況把握に努めてまいりました。また、子供たちの成長に貢献する書籍へのニーズが高かったことから、これまで過去4回にわたり、書籍を寄贈する活動を実施してきました。こうした活動を実施する中、津波被害のため複数の学校が一カ所に集まり運営されている仮設合同校においては、書籍供給や蔵書スペースが不足している状況がわかってきました。
このような状況を全国の楽天ユーザーに共有したところ、特に福島県に対する支援の声を多くいただくとともに、とりわけ読書習慣が盛んな同県の子供たちや保護者の方々の書籍に対するニーズが高く、今回は福島県にて「楽天いどうとしょかん」の取り組みを実施することとなりました。なお、搭載している書籍は、楽天のインターネット・サービスを活用したユーザー参加型の「楽天たすけ愛」により調達し、電子ブックリーダーおよびコンテンツについては楽天が提供しており、今後、さらに拡充していく予定です。
楽天は、「楽天いどうとしょかん」の運用を通じて、福島の子供たちのより一層の学習意欲向上に貢献するとともに、今後も子供たちや保護者の方々のニーズを把握し、楽天グループのサービスを活用し、そのニーズに応えてまいります。