一般社団法人 アスリート セーブ ジャパン(所在地:東京都渋谷区、代表理事:飯沼 誠司、以下「アスリート セーブ ジャパン」)と楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)は、小中学校の生徒を対象にAED(自動対外式除細動器)による救命処置授業「いのちの教室」の展開において協力することで合意しました。本活動の第一弾として、本日、世田谷区立二子玉川小学校(所在地:東京都世田谷区、校長:千葉 秀一、以下「二子玉川小学校」)にて第一回の公開授業を行いました。
楽天は、昨年夏の本社移転に際し、二子玉川小学校の6年生参加による会社見学会を開催したほか、アスリート セーブ ジャパン主催により二子玉川で開催されたスポーツイベント「リバーフェスタ ニコタマ」に協賛するなど、近隣地域の振興に僅かながら取り組んでまいりました。「いのちの教室」は、同イベントのプログラムとして実施されたもので、AEDによる救命方法を正しく学べることから子供たちに好評で、今回、学校の授業として二子玉川小学校から開始することにいたしました。今後は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催時期を一つの目標として、世田谷区を中心に授業の実施を推進いたします。
「いのちの教室」は、アスリート セーブ ジャパンに所属するアスリートが講師として小中学校を訪問し、フクダ電子が取り扱うAEDトレーニングツール「あっぱくんS」を用い、生徒たちにAEDの正しい使い方と心臓マッサージについて学んでもらう授業です。日本は、世界でも人口に対するAED設置台数が高いにも関わらず、使い方の周知が進んでいません。AEDの正しい使い方を子供たちから周知することを目的に、学校の授業として実施することにいたしました。
アスリート セーブ ジャパンと楽天は、「いのちの教室」を小中学校で実施することで、AEDを正しく使用し、救命に貢献できる人が増えることを期待しています。
また、楽天は、2008年から高校生向けに実施してきた電子商取引授業「楽天IT学校」(※)の実績をこの取り組みに活かし、より多くの小中学生に周知してまいります。「楽天IT学校」は、開始当初、実施校が3校だったにもかかわらず、2015年には47都道府県57校での実施へと拡充しました。高校生たちに電子商取引という新しい分野にチャレンジする機会を提供してきましたが、「いのちの教室」も、子供たちにとって救命処置という新たな分野にチャレンジする機会につながると期待し、今後、全国の小中学校も視野に入れ、「いのちの教室」を展開してまいります。