2015年8月19日
  • Viki Inc.

Viki社、韓国ポップカルチャーのオンラインメディア「Soompi」を買収

  グローバル動画配信サイト「Viki」を運営する楽天グループのViki Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、CEO:タミー・H・ナム、以下「Viki社」)は、韓国ポップカルチャーを主に扱うオンラインメディア「Soompi」を米国時間8月19日付けで買収しましたので、お知らせします。なお本件は、動画配信サイトを運営するCrunchyroll社(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、CEO:トム・ピケット)から事業を取得したもので、取得価格は1,000万米ドル以下となります。

  1998年に創設された「Soompi」は、韓国の幅広いポップカルチャーを英語で発信する世界最大規模のオンラインメディアです。韓国のセレブリティーや音楽、テレビ番組、映画、トレンドに関する最新ニュースに加え、韓国の大手エンターテインメント企業と連携して独占コンテンツを提供しています。英語圏から多くのファンを集めているほか、スペイン語とフランス語版のサイトも提供しており、約150カ国においてユーザー基盤を持っています。また、サイト上では、ファン同士で情報交換や交流をすることのできるフォーラム(電子掲示板)機能を通じて、複数のファンコミュニティーが形成されています。「Soompi」のユーザー数は、過去2年で約700万人へと倍増しました。

  Viki社CEOのタミー・H・ナムは次のように述べています。「近年のSoompiの目覚ましい成長は、世界のエンターテインメント分野における嗜好の変化を示すもので、当社はSoompiの成長をさらに加速させたいと思っています。Soompiと連携し、Vikiは新たにニュース配信やファンコミュニティーの運営に関して、韓国のポップカルチャーからスタートして今後、他のコンテンツ分野にも展開を拡大していく予定です。」

  2013年9月に楽天グループに加わったViki社は、韓国ドラマなどのテレビ番組や映画などのコンテンツを提供する動画配信サイト「Viki」を運営しています。ユーザーが提供コンテンツの字幕を翻訳する仕組みのサービスが特長で、これまでに翻訳された単語数は9億を超えます。200以上の言語に翻訳されたコンテンツは、グローバルで月間約4,000万人に視聴されています。

  「Soompi」と「Viki」は当面、それぞれ独立したサイトとして運営されますが、「Soompi」のニュース記事やファンが集るフォーラムに「Viki」が提供する動画を掲載したり、「Viki」のテレビ番組や著名人のページに「Soompi」が提供するニュースを掲載したりするなど、今後コンテンツの統合を進めていく予定です。

  なお、「Soompi」の創設者であるスーザン・カンは、引き続き同サイトのディレクターを務めるとともに、今後はViki社においてコミュニティー・パブリシングにも携わります。 カンは、次のようにコメントしています。「韓国のポップカルチャーを愛するファンのためのコミュニティーを作りたいという思いで、1998年にSoompiを創設しました。VikiとSoompiはコミュニティーに対する共通の価値観を有しており、SoompiにとってVikiは理想のパートナーだと思っています。」

  「Viki」が配信するグローバルコンテンツと、「Soompi」が発信する韓国ポップカルチャーのニュースの詳細は、Viki.comSoompi.comをご覧ください。

以上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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