2014年12月4日
  • 楽天株式会社
  • 特定非営利活動法人エティック

楽天とNPO法人ETIC.、
「楽天インターンシップ奨学金」を開始

- 次世代リーダー育成を目的に大学生に給付 -

  楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷浩史、以下「楽天」)と特定非営利活動(NPO)法人エティック(所在地:東京都渋谷区、代表理事:宮城治男、以下「ETIC.」)は、国内においてNPO法人でのインターンシップを希望する大学生を対象とした「楽天インターンシップ奨学金」プログラムを、本年12月8日より開始します。同日より、支給希望者の募集を始めます。

  「楽天インターンシップ奨学金」は、社会的課題を解決する次世代のリーダーを育成することを目的に、楽天とETIC.が共同で提供する返還不要の給付型奨学金プログラムです。本プログラムは、ETIC.が大学生向けに提供する、実践型インターンシップ「アントレプレナー・インターンシップ・プログラム」(以下「EIP」)(注1)に奨学金による支援を加えるもので、楽天とETIC.による書類選考により受給者を決定します。受給者には、EIPが実施される2015年2月から6カ月間、1名あたり30万円(総計5名)が支給されます。

  楽天は、これまで起業家の育成を目的に、高校生向け電子商取引授業「楽天IT学校」(注2)や国外の高校生向け奨学金プログラム「Rakuten Global Scholars」(注3)を提供するなど、様々な形で教育振興に取り組んでまいりました。起業意欲の高い次世代の若者の育成を目的とするETIC.と方針が一致していることから、このたび国内において共同で「楽天インターンシップ奨学金」プログラムをEIP参加者に提供することとなりました。

  なお、本奨学金は、楽天グループの各種サービスをお客様が実際に体験できる、リアルタッチポイントとして本年5月に渋谷にオープンした「楽天カフェ」の売り上げから拠出されます。トレンド発信の場となっている渋谷という土地柄もあり、「楽天カフェ」は若年層に多くご利用いただいています。楽天は、CSR活動の一環として、今回の奨学金プログラムを通じ、売り上げの一部を高度な教育を求めながら経済的に制約のある若者のために還元することを決めました。

  今後、楽天が支援する大学生たちのインターンシップ先であるNPO法人での活動は、楽天が運営するCSRウェブページにレポートとして掲載し、彼らの取り組みを紹介してまいります。

「楽天インターンシップ奨学金」概要

・内容: NPO法人ETIC.が2015年2月~8月まで提供する「アントレプレナー・インターンシップ・プログラム」に参加を希望する大学生を対象とした奨学金枠。楽天とETIC.による書類選考により選ばれた5名に、6カ月間、1名あたり30万円が無償支給されます。奨学金は、「楽天カフェ」の売り上げの一部から拠出されます。
・対象者: ETIC.が提供する「アントレプレナー・インターンシップ・プログラム」に参加する大学生のうち、特にNPO法人の起業家のもとでインターンを希望する大学生
・対象人数: 5名
・奨学金総額: 150万円(30万円×5名)
・応募・選考方法:
12月8日希望者からの応募受付開始
12月下旬 大学生から奨学金申請を受付、インターン先も指定
1月上旬  ETIC.と楽天による書類選考
・募集説明会: 12月6日(土)7日(日)に開催される、「ETIC.インターンシップ・フェア2015 SPRING」(http://fair.etic.jp/)にて、「楽天インターンシップ奨学金」の応募方法など詳細を案内します。
・支給期間: 2015年2月から8月までの6カ月間
・派遣先: 認定NPO法人フローレンス、認定NPO法人かものはしプロジェクト、NPO法人クロスフィールズ、認定NPO法人Teach For Japan、認定NPO法人カタリバ、NPO法人 atamista

(注1) アントレプレナー・インターンシップ・プログラムについて
ETIC.アントレプレナー・インターンシップ・プログラム(EIP)は、社会的課題の解決や新しい価値の創造に挑戦するベンチャー企業やNPO法人を起業した人のもとで、「期間限定の起業家の右腕」として、インターンを経験することができる半年間のプログラムです。次の時代に必要とされる新たな事業・サービスを作っていける「本物の力と起業家マインド」を磨いていくことを目的としています。アントレプレナー・インターンシップ・プログラム(EIP)の卒業生は18年間で2,800人を超え、延べ800社以上のベンチャー企業やNPO・ソーシャルベンチャーでの経験者の中から、150名以上の起業家を輩出してきました。2000年代前半は、mixiやDeNA、ガイアックスといった日本のIT産業を担うベンチャーの黎明期に、多くのインターン生が「期間限定の事業パートナー」として活躍し、その発展を支えました。同プログラムも、この時期に一翼を担っておりました。

(注2) 楽天IT学校について
 「楽天IT学校」は、楽天が高校生を対象に約1年にわたり実施するもので、国内最大のインターネット・ショッピングモール「楽天市場」の店舗運営ノウハウを高校生向けにアレンジした電子商取引授業です。授業の後半では、各校による地域のPRを兼ねた販売実践も行い、インターネットショッピング運営の実体験を通じ、実践的に電子商取引を理解してもらう機会を提供しています。楽天スタッフに加え、地元の「楽天市場」出店者も講師を務める楽天×地元企業×生徒による新しいスタイルの授業です。

(注3) Rakuten Global Scholarsについて
社会的な課題に対処できるグローバル・リーダーを育成するNPO法人「GLOBAL CITIZENS INITIATIVE」(以下、GCI)が今夏に米国ボストンにあるハーバード大学の研修施設にて開講したサマースクールプログラム「Global Citizens Summit for Youth」(以下、GCSY)に、楽天が提供した奨学金プログラムです。同プログラムによりルワンダ、エチオピア、ナイジェリア、イラン、フランス出身の5名の高校生を支援しました。彼らの現地滞在費やGCSY授業料などの費用を楽天が提供し、楽天が支援する5名を含む世界各国から集まった全24名の高校生とともに、世界各地で直面している緊迫した課題について議論を重ね、グローバルにおける課題解決のスキルを磨きました。

 

以  上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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