2014年6月30日
  • Rakuten Ventures

Rakuten Ventures、運用資産額1億米ドルの
グローバル・ファンドを組成

イスラエル・アジア太平洋地域・米国の企業へのアーリーステージ投資に特化したコーポレート・ベンチャー・キャピタル・ファンド

  Rakuten Venturesは本日、運用資産額1億米ドルのグローバル・インベストメント・ファンドの組成を発表しました。当ファンドは、イスラエル、アジア太平洋地域および米国のスタートアップを含む企業を投資対象としており、Carousell、ViSenze、Coda Payments、Send Anywhereなどの企業への投資実績をもち、2013年に組成した東南アジア・ファンドの成功を受けて組成されました。

  Rakuten Venturesは、当グローバル・ファンドの組成により、日本・東南アジアを越えた広範な地域のスタートアップ企業のエコシステムを支援し、インターネット・サービスの世界規模での進化を促します。これにより、グローバル・ファンド自体の成長も期待されます。また、Rakuten Venturesのより大きな目標である、ユーザー体験や円滑性を向上させる技術や潜在能力を擁するスタートアップ企業への長期投資も当ファンドが支えます。

  当ファンドは投資対象を広く設定し、アーリーステージにあり、戦略的妥当性をもって収益を生み出せるテクノロジー企業に投資します。投資対象を幅広く設定することによって、様々なスタートアップ企業およびその他の企業の支援が可能になり、支援の形も多様化させることができます。今後は、エコシステム、テクノロジー、メンバーシップ、収益の育成・拡大に向けた投資も行なっていきます。また当ファンドは先行ファンド同様、企業の価値を見極め、将来のユーザー・インタラクション技術において楽天に利益をもたらす強力なチーム、経営陣、テクノロジーに投資していきます。

  Rakuten Venturesのマネージング・パートナーで当ファンドのファンド・アドバイザーであるSaemin Ahn は、旧来からの課題に革新的なソリューションを提供するスタートアップ企業が誕生していることについて、次のように述べています。「ここ2、3年だけを見ても、交通や通信といった大規模な課題に取り組む企業が登場してきており、WazeやViberなどはその好例です。これらの企業は大きな課題を基礎レベルまで分解させ、利用せずにはいられない魅力があり、永続的にユーザーが依存してしまうようなサービスを提供しています。投資を長期的な成長の手段と考え、アジアを拠点としながら他の地域に進出するベンチャー・キャピタルが増えています。様々な意味でRakuten Venturesは、東南アジアにおいて新興企業が製品やサービスの開発に専念できるよう積極的に大規模投資を行うベンチャー・キャピタルのさきがけの1つであったと言えます」。

  当ファンドの運用はシンガポールを拠点とし、当面のターゲットは、イスラエル、アジア太平洋地域、米国の企業ですが、将来的には全世界を対象とした運用拡大を目指し、積極的に展開していく計画です。

Rakuten Venturesについて
Rakuten Venturesは、アーリーステージ投資に特化したコーポレート・ベンチャー・キャピタル・ファンドです。当ファンドは、スタートアップ企業のエコシステムを支援することによって、インターネット・サービスを世界規模で進化させていくことに重点を置いています。当ファンドは2013年に設立され、投資ポートフォリオにはCarousell、Visenze、Coda Payments、Send Anywhereといった企業が含まれています。2014年6月、イスラエル、アジア太平洋地域および米国のベンチャー企業およびその他の企業を対象とする運用資産額1億米ドルのグローバル・ファンドを組成しました。特に、ユーザー体験や円滑性の向上につながる技術を持つ企業への投資を重視しています。

 

 

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

  • カテゴリ
  • カテゴリ