楽天、2014年度の電子商取引授業「楽天IT学校」を開始

　楽天株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役会長兼社長：三木谷 浩史、以下「楽天」）は、起業家精神育成と地域活性を目的に提供している高校生向け電子商取引授業「楽天IT学校」の実施校を本年度は21都県25校（2013年度実施校：15校）に拡大して開始していますので、お知らせいたします。

  楽天は、将来的に「楽天IT学校」を全国47都道府県にて一斉に実施することを目指しており、本年度はご協力いただける「楽天市場」出店店舗様、「楽天トラベル」登録施設様が大幅に拡大しました。出店店舗様および登録施設様は、地元企業として担当校の講師を務めるほか、商品開発や高校生が販売実践を行う場として自社の販売ページや宿泊プランページを提供するなど、来年1月まで継続して行う授業を支援します。本年は、楽天会員による人気投票や売上などを総合的に評価し、その年のベストショップを決定する「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」を受賞した経験を持つ出店店舗様が多数参加するほか、高校生だけで運営していることで話題を集めたレストラン「まごの店」の商品を取り扱う出店店舗様も参加します。

  全国の商業高校では、時代の潮流に合うビジネスや経済についての専門知識を授業で教え、社会人として即戦力となる人材育成を行っています。2010年に文部科学省が発表した新高等学校学習指導要領において、2013年度から全国の商業高校において電子商取引授業が段階的に導入されることが決定されました。これに伴い、実践的な電子商取引を学ぶことができる「楽天IT学校」に対するニーズが高まり、全国の自治体や学校からの協力要請が増加しています。

  電子商取引は、販路を拡大し顧客を効果的に獲得する手段の一つです。これまで日本全国の事業者や起業家が電子商取引を活用し、ビジネスを成功させてきました。楽天は、商業高校の生徒たちが電子商取引というビジネスモデルを学び、実践的な授業を通してビジネスに対する感性を磨くとともに、卒業後、起業したり家業を継いだりした際に成功を収めるための手段として電子商取引を活用することを期待いたします。

  楽天は、今後も「楽天IT学校」における実践的な授業を通じて、様々な体験、社会との繫がりを学生たちに提供することで、起業家や社会で活躍する若者の輩出に努めてまいります。

・ 授業開始時期：2014年6月13日から随時開始
・ 授業の様子：下記Webページにて順次ご紹介いたします
  https://corp.rakuten.co.jp/csr/education/it-school/

■「楽天IT学校」　2014年度実施の25校（所在地）（授業開始日）

岩手県合同11校（※）（2014年6月23日）
宮城県大河原商業高等学校（宮城県柴田郡）（2014年6月24日）
秋田県立能代松陽高等学校（秋田県能代市）（2014年6月25日）
福島県立若松商業高等学校（福島県会津若松市）（2014年6月20日）
埼玉県立川越西高等学校（埼玉県川越市）（2014年6月17日）
埼玉県立新座総合技術高等学校（埼玉県新座市）（2014年6月13日）
東京都立第四商業高等学校（東京都練馬区）（2014年6月16日）
新潟県立新発田商業高等学校（新潟県新発田市）（2014年6月19日）
富山県立高岡商業高等学校（富山県高岡市）（2014年6月18日）
岐阜県立岐阜商業高等学校（岐阜県岐阜市）（2014年6月17日）
静岡県立沼津商業高等学校（静岡県駿東郡）（2014年6月25日）
愛知県立岡崎商業高等学校（愛知県岡崎市）（2014年6月25日）
愛知県立南陽高等学校（愛知県名古屋市）（2014年6月13日）
三重県立松阪商業高等学校（三重県松阪市）（2014年6月23日）
兵庫県立姫路商業高等学校（兵庫県姫路市）（2014年6月27日）
神戸市立兵庫商業高等学校（兵庫県神戸市）（2014年6月13日）
広島県立尾道商業高等学校（広島県尾道市）（2014年6月19日）
下関市立下関商業高等学校（山口県下関市）（2014年6月13日）
愛媛県立今治北高等学校（愛媛県今治市）（2014年6月20日）
佐賀県立鹿島実業高等学校（佐賀県鹿島市）（2014年6月24日）
大分県立大分商業高等学校（大分県大分市）（2014年6月18日）
宮崎県立延岡商業高等学校（宮崎県延岡市）（2014年6月17日）
霧島市立国分中央高等学校（鹿児島県霧島市）（2014年6月19日）
沖縄県立名護商工高等学校（沖縄県名護市）（2014年6月20日）
沖縄県立具志川商業高等学校（沖縄県うるま市）（2014年6月16日）
※岩手県立盛岡商業高等学校に参加の11校：
盛岡商業高等学校、花北青雲高等学校、北上翔南高等学校、水沢商業高等学校、一関第二高等学校、大船渡東高等学校、宮古商業高等学校、久慈東高等学校、大東高等学校、釜石商工高等学校、遠野緑峰高等学校

■参加店舗・登録施設（担当校）
・煎餅屋　四代目清五郎（岩手県合同開催）
  https://www.rakuten.co.jp/seigoro/
・ムッシュ　マスノ　アルパジョン（宮城県大河原商業高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/monsier-masuno/
・林泉堂　楽天市場店（秋田県立能代松陽高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/rinsendou/
・会津夢の郷（福島県立若松商業高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/aiduyumenosato/
・美ナチュラル（埼玉県立川越西高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/mahou-soap/  
・たね坊のぬか床（埼玉県立新座総合技術高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/tanebo/
・シルバーバレット（東京都立第四商業高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/silver-bullet/  
・GIFTEE（新潟県立新発田商業高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/giftee/
・etre! par BLEU COMME BLEU（富山県立高岡商業高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/bleucommebleu/
・毛糸・手芸・コットン柳屋（岐阜県立岐阜商業高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/yanagiya/
・駿河うまいものマルヤス（静岡県立沼津商業高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/maruyasu/
・Z-CRAFT（愛知県立岡崎商業高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/z-craft/
・加藤珈琲店（愛知県立南陽高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/gourmetcoffee/
・デイリーワインのアクアヴィタエ（三重県立松阪商業高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/mzt/
・イーザッカマニアストアーズ（兵庫県立姫路商業高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp//e-zakkamania
・ベルandソファ（神戸市立兵庫商業高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/ilbelletto/
・おのみち発　北前船の贈り物（広島県立尾道商業高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/onomichi/
・一の俣温泉グランドホテル（下関市立下関商業高等学校）
  https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/54299/
・BeauBelle（ボーベル）（愛媛県立今治北高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/beaubelle/
・ラ・ベルジェ（佐賀県立鹿島実業高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/la-berger/
・コスメボックス（大分県立大分商業高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/cosmebox/
・まごころ庵（宮崎県延岡商業高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/magokoroan/
・本坊酒造（霧島市立国分中央高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/hombo/
・霧島観光ホテル（霧島市立国分中央高等学校）
  https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/16708/
・ホテル　ゆがふいんおきなわ（沖縄県立名護商工高等学校）
  https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/16500/
・沖縄うまいもの屋！長浜商店（沖縄県立具志川商業高等学校）
  https://www.rakuten.co.jp/awamorisyouten/

■楽天IT学校について
  https://corp.rakuten.co.jp/csr/education/it-school/

  「楽天IT学校」は、楽天が高校生を対象に約１年にわたり実施するもので、国内最大のインターネット・ショッピングモール「楽天市場」の店舗運営ノウハウを高校生向けにアレンジした電子商取引授業です。授業の後半では、各校による地域のPRを兼ねた販売実践も行い、インターネットショッピング運営の実体験を通じ、実践的に電子商取引を理解してもらう機会を提供しています。楽天スタッフに加え、地元の「楽天市場」出店者も講師を務める楽天×地元企業×生徒による新しいスタイルの授業です。

  授業内容は、ネットショップを成功させるためのフレームワーク（枠組み）やノウハウを共有する「場」として、「楽天市場」の出店者向けに開講する「楽天大学」の講座内容をアレンジしたものです。職場訪問、ネットショップにおける販売戦略の立案、ホームページ作成による売り場の構築、商品プロデュース、実際の販売までを実践していきます。

  また、最終的に全国の「楽天市場」出店者が一堂に会する「楽天新春カンファレンス」内で「楽天IT学校」を開講している全高校参加によるプレゼン大会を実施し、実際にネットショップを運営する出店者の評価を得る機会を設けます。これにより高校生間の電子商取引に関する知識等の習得状況やプレゼン方法などの成長レベルの共有も図ってまいります。

【具体的な授業内容】
・商品紹介のポイントを知る
・「楽天市場」出店店舗による講演
・マーケティングを考える
・出店店舗訪問と職場体験
・商品企画作成およびWebページラフ案作成開始
・Webページラフ案完成
・Webページ作成および商品販売開始
・売上検証および検証を受けてのWebページ編集

■「楽天IT学校」開始の背景と現状

  楽天グループは、「インターネットを通じて、人々と社会を“エンパワーメント”する」ことを企業理念に掲げ、自らの成功を通じ社会を変革し豊かにすることをミッション（使命）として事業展開を図ってまいりました。2007年の会社創立10周年を機に、より一層の社会貢献・地域活性化を推進すべく様々な取り組みを開始し、CSR活動の一環として「楽天IT学校」を開始しました。

  2008年に「楽天市場」内で展開する地域活性化コンテンツ“ニッポンを元気にしよう！プロジェクト”「まち楽」（ http://event.rakuten.co.jp/area/ ）を開設して以降は、47都道府県との関係性が構築され、自治体から「楽天IT学校」の実施要請を多くいただくようになりました。

  また、2010年に文部科学省から全国の商業高校において2013年度の入学生から電子商取引授業の受講を段階的に義務付ける新高等学校学習指導要領が発表されて以降は、特に全国の商業高校から「楽天IT学校」に関する合わせが増えております。また「楽天IT学校」が実践的な授業であることから、普通科高校からのお問い合わせをいただくようにもなっております。

以上