2014年1月16日
  • 楽天株式会社

楽天エナジー、新電力会社エネットと
「ウォームシェア」の実証を今冬実施

スマートフォンを使った共通来店ポイントサービス「スマポ」を活用

  楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)は、新電力会社の株式会社エネット(本社:東京都港区、代表取締役社長:池辺 裕昭、以下「エネット」)とウォームシェアの実証を、楽天グループの株式会社スポットライト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:柴田 陽、以下「スポットライト」)のスマートフォンを使った共通来店ポイントサービス「スマポ」を活用して実施します。

  楽天は、運営する「楽天エナジー」を通じて、家庭向けデマンドレスポンス事業においてスポットライトとの連携をしており(注1)、今回の実証は「スマポ」を活用した同事業の第1号案件となります。エネットは、電力自由化を契機に電力供給事業に参入した新電力会社(特定規模電気事業者)の国内最大手であり(注2)、楽天エナジーは本実証を通じて、電力サプライチェーンにおけるデマンドレスポンスの戦略的位置付けや、一般家庭セグメントにおけるインバランス評価などについて、様々な角度から検討していきます。

  今年3月までに予定している本実証では、家庭で暖房器具などを使わず、外出して特定の場所に集合することで家庭での電力使用量を減らす「ウォームシェア」を実施します。「スマポ」を通じて「ウォームシェア依頼通知」を受け取った参加者が加盟店でチェックイン操作をすると、加盟店で使用可能な通常ポイントが自動的に付与されるのに加えて、ポイント倍増などの「ウォームシェア」参加特典が付与されます。「ウォームシェア」を通じて無理なく楽しく行なう節電活動など、新たなライフスタイルを一般家庭ユーザーに提案していきます。

  また、本実証においては、グループ会社の楽天リサーチ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:森 学、以下「楽天リサーチ」)と共同で、エネルギーデータの分析や、ポイントインセンティブと節電行動の相関性などの効果測定も実施する予定です。楽天リサーチ、スポットライトとの連携により楽天グループのシナジーを生かし、コスト競争力があり、価値の高い新たなエネルギーサービスを展開していきます。

  楽天は、昨年6月に開始した「楽天エナジー」において、OpenADRに準拠した法人向けのデマンドレスポンスなどのデジタルエナジー事業、電力調達における全体的なエネルギーの最適化を提案する電力マネジメントサービス(注3)などを推進しています。昨年11月には「スマポ」との連携を通じてデマンドレスポンス実施、普及のためのプラットフォーム整備に着手し、一般家庭向け電力マーケットの全面自由化に向け、新電力会社と連携して新たなサービスを開発する取り組みを開始しました。今後も、新電力会社やマンション高圧一括受電会社に対して、需給インバランスのリスクマネジメントや、効率的な電源設備形成のための需要調整など、複合的なソリューションを提供していきます。

 

■株式会社エネット概要
会社名: 株式会社エネット
設立: 2000年7月
事業内容: 電力売買事業、発電事業
所在地: 東京都港区
代表者: 代表取締役社長 池辺 裕昭
URL: http://www.ennet.co.jp

注1: プレスリリース https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2013/1122_01.html
注2: 経済産業省 資源エネルギー庁 電力調査統計 特定規模電気事業者 2-(8)
        http://www.enecho.meti.go.jp/info/statistics/denryoku/result-2.htm
注3: プレスリリース https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2013/1129_03.html

以上

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