楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下 「楽天」)は、新たに24の高等学校において、本年度二学期より、電子ブックリーダー「kobo Touch」が導入され、利用を開始することになりましたので、お知らせします。これにより、導入校は一学期に利用開始した2府県2市2校から、日本全国14道府県25市町26校の教育機関に拡大し、利用対象となる生徒は計4,215人となります。
近年、多くの教育機関で生徒たちの読書活動が推進される傾向にあります。2008年および2009年に文部科学省が発表した「学習指導要領」では小・中学校における読書活動の推進が盛り込まれました。2009年の同省による「第二次子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」では、小・中・高等学校において「朝読書」(始業前に設けられる読書時間)の導入や司書教諭の配置が推進されました。また、本年5月に閣議決定された「第三次子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」では、1カ月間に1冊も本を読まなかったという「不読者」の割合の半減や、電子書籍の普及による新しい情報通信技術を活用した読書環境の拡大などが盛り込まれています。
このような背景から、楽天は、CSR活動の一環として、このたび「kobo Touch」の導入対象校を全国に広げることにしました。新たな導入校(24校)は、楽天が2013年度の電子商取引授業「楽天IT学校」を実施中の学校を中心としています。読書に用途を特化した電子ブックリーダーの導入により、読書活動の利便性が高まり、生徒たちの読書冊数・時間の増加が期待されます。楽天では、「kobo Touch」を導入いただいた教育機関や教育委員会、自治体などと連携し、学校における利用方法や、導入後の成果などを共有し、より一層の読書推進を目指してまいります。
楽天は、「これからの未来のために」をコンセプトに、本業を通じた次世代を担う子供たちのためのCSR活動を実施しております。2008年に開始したインターネットの可能性を伝える「楽天IT学校」のほか、2012年より開始した福島県の子供たちに書籍や「kobo Touch」の貸出を行う「楽天いどうとしょかん」などを提供してまいりました。今後も教育機関と連携し、様々な教育支援を展開してまいります。