楽天リサーチ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:森 学、以下 楽天リサーチ)は、たばこ税増税に関する調査を実施しました。今回の調査は、楽天リサーチ登録モニター(約200万人)の中から、9月末に実施した前回調査(https://research.rakuten.co.jp/report/20101018/)時点での喫煙者1,064名、および前回の調査時点ですでに「今回の増税をきっかけに喫煙を中止」していた46名をあわせた1,110名を対象に、11月1日から11月5日に調査を実施しました。有効回答数は、男女計914人です。
- 楽天リサーチ株式会社
楽天リサーチ、「たばこ税増税」に関する調査を発表
喫煙継続者も約40%は「本数減少」 -
調査結果概要
【総評】
今回の調査では、10月1日のたばこ税増税前後に喫煙を中止した人は全体の約14%となり、前回の調査時点ですでに「増税をきっかけに喫煙を中止した」人では、97.4%が禁煙を継続していたことがわかった。また、今回の調査時点で「たばこを吸う」と回答した人でも、約40%は喫煙本数が「減った」と回答している。さらに、今後の喫煙意向を聞いてみると、喫煙をしている人でも15.5%は喫煙を「やめる」と回答しており、今後、増税が喫煙者にどのような影響をもたらすか注目される。
■増税後1ヶ月後、全体の13.9%が喫煙を中止
今回の調査時点での喫煙状況をみると、全体では13.9%が喫煙を中止している。前回の調査時点ですでに「増税をきっかけに喫煙を中止した」人では、97.4%が禁煙を継続している。また、前回の調査で、増税後の喫煙意向について「たばこを吸うのをやめる」と回答した人に限ると、26.2%もの人が実際に喫煙を中止している。さらに、前回の調査で増税に向けて「まとめ買いをしていない」と回答した人に限ると32.3%と、喫煙を中止している人の割合が高くなっている。
■たばこ税増税前との喫煙本数の変化をみると、約40%が「減った」と回答
増税直後から10月15日頃までと、今回の調査の直前1週間(11月1日前後)での、増税前と比較した喫煙本数の変化をみると、いずれも約40%が「減った」と回答している。しかしながら、増税直後と比較して、11月1日前後で「減った」と回答した人の割合が減少傾向にある。なかでも、「前回調査時点では喫煙中だが、その時点で今回の増税を機に禁煙を考えたことがあった」、今回の増税後に「たばこを吸うのをやめる」と回答した人でいずれも「減った」の減少幅が大きい傾向がみられ、今後の動向が注目される。
■「たばこ税増税によって支出を減らしたものはない」とする人が66.4%を占める
10月に自身でたばこを購入した人は、全体の57.3%であった。今回の調査時点では「たばこ税増税によって支出を減らしたものはない」とする人が66.4%を占める一方で、「ふだんの食事」「飲み代」「その他の外食費」といった飲食費、「趣味・娯楽関連費」を減らしたという人がそれぞれ約10%存在する。
■喫煙者へ今後の喫煙意向を尋ねると、全体の15.5%が「やめる」と回答
今回の調査で「たばこを吸う」と回答した人に今後の喫煙意向を聞いたところ、15.5%が「やめる」と回答している。前回の調査で、増税後に「たばこを吸うのをやめる」と回答した人に限ると、約半数近くが「やめる」と回答している。
調査結果
グラフ付きの調査結果・レポートは以下URLからご覧いただけます。
⇒ https://research.rakuten.co.jp/report/20101119/
【調査概要】
調査エリア :全国
調査対象者 :2010年9月末に実施した前回調査
(https://research.rakuten.co.jp/report/20101018/)時点
での喫煙者1,064名、および10月1日の増税をきっかけに喫煙
を中止したと回答した46名をあわせた1,110名。
回収サンプル数:914サンプル
調査期間 :2010年11月1日から11月5日まで
調査実施機関 :楽天リサーチ株式会社