楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下 楽天)が運営するオンライン書店「楽天ブックス」は本日10月25日、書籍や雑誌の一部をPC上で無料閲覧できるサービス「チラよみ」の提供を開始いたしました。閲覧できる対象商品には、発売日前の商品も含まれており、発売日前に書籍等の一部を閲覧できるサービスを提供するのは、国内では楽天ブックスが初めてです。
「チラよみ」は、サービス開始時で楽天ブックスの取扱商品のうち書籍約1,000タイトル、雑誌約400誌が対象となります。そのうち、書籍の約100タイトル、雑誌の2誌については、発売日前からコンテンツの一部を閲覧することができます。
これまで一般にPCサイトで提供されていた電子コンテンツの無料閲覧サービスでは、目次を含め冒頭から数ページのみ閲覧が可能でした。今回の「チラよみ」は、出版社や著者が勧める約20ページ、多いもので40ページ以上を閲覧することができます。商品によっては、手書きの原稿を閲覧することができるため、著者の心の動きや息づかいも読み取ることができます。
これにより、ユーザーにとっては店頭に行かなくてもインターネット上で書籍や雑誌の中身が確認できるため、より実店舗での購入に近い環境で、商品を選べるようになります。また、発売日前の「予約」段階から中身の一部を読むことができるため、新刊をどこよりも早く読みたいという読者のニーズに応えることができます。
一方、出版社にとっては、公開する電子コンテンツの中身を作り手が選択することができるため、よりダイレクトに商品の見どころを読者に伝えることができます。また、販売前から自社の商品がどの程度予約購入されたかユーザーの関心度が即時に分かるため、商品需要を予測して印刷部数をコントロールするなどマーケティング・ツールとしても活用できる可能性があります。
これまで楽天ブックスでは、2010年5月からiPad向けアプリケーション「チラよみ」を提供してきましたが、PCサイトでの「チラよみ」を展開することにより、オンライン書店ならではの手軽さを実現し、作り手がその思いを読者に直接届けることができる「中身がみえる楽天ブックス」を目指してまいります。
今後も楽天ブックスでは、電子コンテンツとeコマースの連携を加速させ、オンライン書店ならではの取り組みを実施してまいります。
- 楽天株式会社
楽天ブックス、書籍等を発売日前から
無料閲覧できるサービスを提供
PCサイト「チラよみ」 サービス概要
◆概要 :書籍・雑誌の電子コンテンツの一部をPC上で無料閲覧できるサービス
◆サービス開始日:2010年10月25日(月)
◆対象ジャンル :書籍および雑誌
◆掲載冊数 :書籍約1,000タイトル、雑誌約400誌
(うち、発売日前の商品:書籍約100タイトル、雑誌2誌)
◆掲載ページ数 : 20ページ程度、多いもので40ページ以上
◆掲載時期 :[発売日前閲覧商品]最速で発売日の2週間前
[その他の商品]発売日当日(最速でAM0時)
◆特徴 :(1)発売日前に商品の一部を事前に閲覧することができる
(2)作り手が選択したお薦めのページを閲覧できる
(3)商品によっては、手書き原稿などオリジナルのコンテンツを閲覧できる
<参加出版社>57社(順不同)
講談社、小学館、幻冬舎、文藝春秋、PHP研究所、明日香出版、アスコム、イースト・プレス、インプレス、エイベックス・マーケティング(株)、エンターブレイン、オレンジページ、河出書房新社、草思社、クレヨンハウス、研究社、コンデナストジャパン、サンクチュアリ出版、ジャパンタイムズ、主婦と生活社、新潮社、スクウェア・エニックス、ダイヤモンド社、大和書房、ディスカヴァー・トゥエンティワン、東洋経済新報社、トキメキ パブリッシング、日経BP社、日経新聞出版、阪急コミュニケーションズ、扶桑社、ブックマン社、ベレ出版、ホビージャパン、ポプラ社、毎日新聞社、山と渓谷社、リットーミュージック、ワニブックス、岩崎書店、集英社、自由国民社、実業之日本社、主婦と生活社、主婦の友社、週刊住宅新聞社、新星出版社、世界文化社、赤ちゃんとママ社、早川書房、竹書房、東京リーガルマインド、東京書籍、徳間書店、日本実業出版社、偕成社、祥伝社
<具体的な書籍、雑誌名>
・ 栗城史多/『NO-LIMIT 自分を超える方法』
・ みやこしあきこ/『もりのおくのおちゃかいへ』
・ 大前研一、柳井正/『この国を出よ』
・ 勝間和代/『勝間和代の学び旅マナベル オーストラリア編』
・ コンデナスト・ジャパン/『VOGUE NIPPON』
【参考】電子書籍に関する調査
(2010年6月25日:楽天リサーチ調べ https://research.rakuten.co.jp/report/20100625/)
書籍を購入する際、何が購入の決め手になるかを聞いたところ、最も多い回答は「好きな著者の作品だったから」で56.3%だった。次いで「タイトルに興味があったから」(54.8%)、「立ち読みなど、書籍の中身を確認して」(49.4%)が続いた。
以 上