2010年5月21日
  • 楽天リサーチ株式会社

今夏のボーナス、“支給予定”は
前年を4.8ポイント上回る
景気回復は未だ感ぜず、後退感より強く

- 夏のボーナスに関する調査 -

  楽天リサーチ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:森 学、以下 楽天リサーチ)は、夏のボーナスに関するインターネット調査を実施しました。今回の調査は、4月26日に楽天リサーチ登録モニター(約183万人)の中から、全国の20-69歳の会社員・公務員男女計1,250人を対象に行いました。

調査結果概要

【総評】
  企業の業績には回復基調が見られる中、今夏のボーナスは依然厳しい状況が続いている。消費者である受給者は、ボーナスを貯蓄に回す傾向が色濃く、未だ消費には消極的にも見える。消費者が景気回復を感じるには、まだ時間がかかりそうだ。

■今夏のボーナス、“支給予定”は前年比4.8ポイント増。しかし、3割以上が「金額は減りそう」

  今夏のボーナス支給予定の有無は、「支給される予定」が67.6%と、「支給される予定はない」(19.5%)を大きく上回る結果となった。昨年の調査と比較すると、「支給される予定」が、4.8ポイント増えており、一方「支給される予定はない」が3.9ポイント減少している。今夏のボーナスの支給は、昨年に比べ回復傾向にあることがわかる。

■今夏のボーナス金額の増減、3割が「減りそう」。減少幅は改善傾向

  ボーナスの金額の増減は、「昨年と変わらない」で25.9%だった。「減りそう」という回答の合計は32.8%で、「増えそう」(16.9%)の倍近い数値となった。昨年の調査結果と比較すると、「減りそう」は12.6ポイント減少し、「増えそう」は9.4ポイント増えている。今年の夏のボーナスの金額は、昨年に引き続き減少傾向にあるが、減少幅は改善傾向にあり、増加層も増えていることが分かる。

■用途は昨夏同様「貯蓄」がトップ。20-30代女性、より堅実に着々貯蓄。

  今夏のボーナスの利用予定のトップは昨夏同様「貯蓄」で、41.2%だった。2位以下は、「旅行・レジャー」(25.6%)、「ローン・借金返済」(25.3%)、「生活費の補填」(22.7%)、「買物」(21.7%)と続いた。

■景気回復は未だ感ぜず、後退感より強く。ボーナスへの影響も

  昨年と今年のボーナス支給時の景況感を聞いところ、「変わらない」が44.6%と最も多かったが、「後退傾向」が37.1%で「回復傾向」の18.4%のほぼ2倍の数値である。景気の後退感を肌身で感じている人が少なくないようだ。景気低迷や雇用不安の今年のボーナスへの影響度は、ほぼ6割の人が影響すると考えていることがわかった。

■買物は支給後1ヵ月以内に。購入する物は「衣類」「デジタル・AV機器」など

  今夏のボーナスを「買物」に使うと回答した人に実際に使うタイミングを聞いたところ、「支給されてから1ヵ月の間」が47.0%でトップとなった。また、「支給されてから1週間の間」が14.2%と、“買い物はお早めに”済ませる方が6割以上という結果となった。ボーナス支給に向けて、欲しい商品をある程度見定め、支給に併せて購入する傾向が現れているのではないか。
具体的に購入するものは、「衣類」が63.9%でトップ、次いで「デジタル・AV機器」(50.8%)、「アクセサリー、バッグなどファッション小物」(35.0%)と続く。

調査結果

グラフ付きの調査結果・レポートは以下URLからご覧いただけます。
https://research.rakuten.co.jp/report/20100521/


【調査概要】
調査エリア  :全国
調査対象者  :20-69歳男女 会社員・公務員
回収サンプル数:1,250サンプル(年代均等割付 各セル250サンプル)
調査期間   :2010年4月26日
調査実施機関 :楽天リサーチ株式会社

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URL→ http://service.money.rakuten.co.jp/top/index.html
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以 上

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