2010年1月21日
  • 楽天リサーチ株式会社

公的年金への期待感、前回調査より
3.0ポイント下回る
老後の生活資金、「準備は不十分」が44.0%

- 老後の生活資金に関する調査より -

  楽天リサーチ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:森 学、以下 楽天リサーチ)は、老後の生活資金に関するインターネット調査を実施しました。今回の調査は、1月9日から10日にかけて、楽天リサーチ登録モニター(約177万人)の中から、全国の20-69歳の男女計1,000人を対象に行いました。

調査結果概要

【総評】
  高齢化社会の到来にともない、年金支給額の削減が危惧される中、公的年金への期待感は薄れ気味だ。また、雇用形態や職業によっても、老後の生活に感じる“不安度”にも開きがある。年金制度に頼るだけでなく、どのような老後を送りたいかに応じ、個々人が生活資金に対する準備を進めていく必要があるであろう。

■約8割が「老後の生活資金が不安」、職業によって“不安度”に開き

  老後の貯蓄・資産について、「かなり不安である」という回答が41.6%、次いで「多少不安である」が37.4%と続き、老後に経済的な不安を感じている人の合計は79.0%だった。
職業別にみると、「派遣社員・契約社員」、「自営業・会社経営」、「アルバイト」の各層で「かなり不安である」が5割を超えている(各56.3%、54.1%、56.6%)。対照的に、「公務員・団体職員」、ならびに専門職では、それぞれ18.9%、18.2%と、職業によって“不安度”に開きがあることがわかる。

■老後の生活資金、気にしてはいても・・・「準備は不十分」が44.0%

  老後の生活に不安を感じるポイントでは「老後の生活資金」が84.2%で最も多く、次いで「年金」(64.0%)、「自分自身の健康」(61.1%)と続いた。
  資金計画については、「考えているが準備は不十分」が44.0%、「考えたいと思うがまだ始めていない」が32.3%という結果となった。

■公的年金への期待感、年々薄れ気味に。08年比3.0ポイント下回る

  公的年金への期待度では、「ある程度の生活の助けになると期待している」が36.9%、「あまり期待していない」が36.8%とほぼ同数となった。「公的年金だけで生活できると期待している」と「ある程度の生活の助けになると期待している」を合わせた“期待派”は40.3%となり、これは、2008年に実施した調査の43.3%を3.0ポイント下回っており、公的年金への期待感が薄れていることがわかる。

■預貯金の実践率は6割。4人に1人が老後の資金対策「何もしていない」

  老後のお金のために現在していることは、「預貯金(定期預金等)」が59.4%でトップ、次いで「個人年金保険や生命保険」(39.7%)、「株式投資」(18.4%)が2、3位となった。
「何もしていない」という回答も25.2%あり、特に20代男女では4割を超えており、老後に関しての準備は30代以降から進める場合が多いことが見受けられた。

調査結果

グラフ付きの調査結果・レポートは以下URLからご覧いただけます。
https://research.rakuten.co.jp/report/20100121/


【調査概要】
調査エリア  :全国
調査対象者  :20-69歳男女
回収サンプル数:1,000サンプル(性別×年代均等割付 各セル100サンプル)
調査期間   :2009年12月9日-10日
調査実施機関 :楽天リサーチ株式会社


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以上

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