2009年11月26日
楽天株式会社

「楽天市場 2009年 ヒット商品番付」を発表
--日本最大のインターネットショッピングモールの販売データを活用し、初選出--

https://ranking.rakuten.co.jp/yearly/banduke/
 楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下 楽天)は、運営するインターネットショッピングモール「楽天市場」での商品ジャンル別の売り上げデータを基にした、「楽天市場 2009年 ヒット商品番付」(以下 楽天市場番付)を、初めて選出しましたのでお知らせします。


[ダイジェスト]
           「楽天市場 2009年 ヒット商品番付」

                東                   西
横  綱    1,000円高速関連             エコポイント
大  関   インフルエンザ予防関連          ハンドメイド
関  脇     ジョギング                 おうちエステ
小  結    大容量ディスク(テラ化)        おしゃれ子育て
前頭 筆頭      中古                    つけ麺
前頭 2枚目     調味料                 プチ学習
前頭 3枚目    大衆スポーツ          家電の二極化/安価・高価
前頭 4枚目  マイケル・ジャクソン          エンタメ小説
期 待 株   銀塩カメラ  ジビエ  韓国ビール  セクシーメンズインナー

*東西は地域属性による違いを表すものではありません。

■楽天市場番付の特徴
 楽天市場は、年間で1億件以上の注文件数と約7,600億円(注1)の売り上げを創出する、日本最大のインターネットショッピングモールです。また全国のユーザーが、嗜好(しこう)品から日用品に至るまでさまざまな商品を、居住地域にかかわらずどこからでも購入することができる場となっています。

 楽天市場番付は、こうした幅広いユーザー層の客観的な購買データを基に、消費に影響を与えた今年の世の中の情勢や出来事、また消費動向などを選出している点が特徴です。

(注1)2008年10月-2009年9月実績

■選出方法
①約5万の商品ジャンルごとに、期間中(注2)の売り上げの対前年同期比を計測

②著しく成長した500ジャンルを抽出し、ジャンル間に共通する特徴や、そのジャンルに影響を与えた出来事を楽天市場番付選定会議により選出

(注2)期間は2009年1月1日-2009年9月30日

■考 察

<総 括>

▼「合理的消費」「冷静な消費」が目立った1年

 楽天市場全体の消費傾向を振り返ると、普段使いの消費材に関してはグレードアップする傾向が見られた一方、単価の高い耐久財や奢侈品については価格の安いものを選ぶという、見た目より機能性を重視する「合理的消費」「冷静な消費」の傾向がみられました。
 つまり、他人と比べることで得られる相対的な豊かさや外面的な豊かさより、何気ない日常生活の中で自分らしいと感じることで得られる絶対的な豊かさ、内面的な豊かさを追求する価値観に回帰する傾向が見られたと言えます。


▼1,000円高速とエコポイント制度が消費にも影響

 高速道路料金割引(1,000円高速)の影響で、オートパーツが伸長したことに加え、スポーツ・アウトドア系の商材も売れ行きを伸ばしました。また話題となったエコポイント制度により、薄型テレビをはじめとしたエコポイント対象商品の消費も拡大しました。


▼低価格商材の伸長が顕著

 ファッションジャンルでは、H&MやForever21に代表される外資系のファストファッションの流行を受けて低価格の商品が人気となり、注文数も増加しました。一方、ジュエリーやビンテージワインなどの高額商材の成長は鈍化しました。

▼[まとめ]合理的消費をするユーザーに対しネット通販が提供する価値がさらに高まる

 今年の消費者傾向である「普段使いのものをグレードアップする」「奢侈品は安いものを選ぶ」といった「合理的消費」を実現するには、商品購入時に豊富な選択肢があることが必要となります。インターネットショッピングモールの強みである店舗数・商品数の多さがそのニーズに応えたという点で、楽天市場が提供する価値が、消費者により強く認められた年であったと言えます。
 なお、楽天市場での2009年第1四半期から第3四半期までの流通総額は、昨年同期比で約21%増と好調に推移しました。


<個別の番付について>

◆横  綱

東:1,000円高速関連

[主要対象ジャンル] ETC(自動料金収受システム) カーナビ

週末の遠出を身近なものにした高速道路料金割引(1,000円高速)。その楽天市場での影響をみると、20代女性の反応が顕著でした。背景には小型カーの普及などもあり、今後も注目度は大です。全体としてはETCやカーナビといった商品から、本格的なチューンナップ用品まで、オートパーツジャンルを中心に需要が喚起されました。

西: エコポイント

[主要対象ジャンル] 液晶テレビ プラズマテレビ エアコン 生ゴミ処理機 

エコポイント制度の影響で、薄型テレビ(特にパナソニック製)、エアコンの売り上げが伸長。また制度の対象外ではあるが、近年のエコを意識してか、生ゴミ処理機も人気を博しました。なお楽天は、エコポイント交換商品の提供事業者に選定され、「エコポイントで人と自然を元気に」をコンセプトに、地域産品と環境配慮製品とのポイント交換サービスを提供しました。
(エコポイントご利用ナビ:http://event.rakuten.co.jp/eco/


*大関以降に関するコメントについては、以下をご参照ください。
https://ranking.rakuten.co.jp/yearly/banduke/

以上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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