2009年7月16日
楽天株式会社

楽天技術研究所、新しいインターネットサービス技術を探求する
楽天研究開発シンポジウム2009 開催
-発表論文の募集を開始-

 楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下 楽天)の次世代技術の研究開発組織である楽天技術研究所は、来る2009年11月14日(土)に「インターネットサービスの未来を開くテクノロジー」というテーマを掲げ、「楽天研究開発シンポジウム2009」を開催します。今回で2回目の開催となる「楽天研究開発シンポジウム2009」では、現在研究中のアイデアや最近行った研究成果を発表し合い、議論することで、新しいインターネットサービスを生み出す技術・今後の研究の方向性について考えていきます。今年から新たに審査委員会を設け、産学連携を更に推進させることで学術的な側面からも審査すると共に、ビジネスとしての実用性・実現可能性についても積極的に評価いたします。開催に先立ち、本日より発表論文の募集を開始します。


          ■□ 「楽天研究開発シンポジウム2009」概要 □■
              https://rit.rakuten.co.jp/conf/rrds2009/

□ 開催要綱
 日 時: 2009年11月14日(土)
 会 場: 〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-3 品川シーサイド楽天タワー
 参加費: 無料
 主 催: 楽天株式会社 楽天技術研究所

□ 開催趣旨
 今や我々の生活に欠かせない存在となったインターネットをより活用し、ライフスタイルの改善に繋げる技術は何であるのか。新しいインターネットサービスを生み出す技術は、どのような技術であるのか。本シンポジウムでは、このような問いに対する方向性を見出すために、主に情報技術分野の学生の皆様からの論文募集を行い、研究内容の発表とディスカッションを実施いたします。

 ご投稿いただいた論文は、学術的な新規性に加え、ビジネス的側面からの有用性や実現可能性を考慮して審査を実施させていただきます。優秀な研究には、研究奨励賞(研究奨励金、記念品、特典等)の授与の他、研究内容の活用、楽天技術研究所が保有しているデータを用いた共同研究への検討を予定しております。

 また、楽天技術研究所フェローであるまつもとゆきひろ氏による基調講演をはじめ、学術分野で活躍されている若手研究者をお招きし、今後のインターネットサービスのこれからの研究開発についてパネル討論会を開催する予定です。
□「楽天研究開発シンポジウム2008」について
 第1回目の「楽天研究開発シンポジウム2008」では、大規模データ解析・インフラ技術などの幅広い研究分野からの計23件の研究発表(9件の口頭発表、および14件のポスター発表)が実施されました。また、以下のようなプログラムも実施され、次世代インターネットサービスを支えるテクノロジーについて、あつい議論が展開されました。
・プログラミング言語「Ruby」の開発者であるまつもとゆきひろ氏、宇宙エレベーターの考案者であるアニリール・セルカン博士による基調講演
・慶應義塾大学の井庭崇先生、株式会社Preferred Infrastructureの西川徹氏、東京大学の増原英彦先生、日本IBM株式会社の猿渡光司氏をパネラーとしたパネルディスカッション



                     ■□ 募集要項 □■

 □ テーマ
 「インターネットサービスの未来を開くテクノロジー」

 □ 投稿期間
  2009年7月16日(木)-2009年9月15日(火)

 □ 投稿資格
 投壇発表者は以下のどちらかに該当すること
 - 情報技術分野を専攻するフルタイムの学生であること
 - 上記分野で修士、博士号取得後3年以内の研究者であること

 □ 募集分野
 - インターネットサービス
   ・電子商取引、モバイル、マルチデバイス
   ・オープンソース、Webサービス、SaaS、P2P
   ・クラウドコンピューティング
   ・ネットワーク、セキュリティ、認証技術
 - 情報検索、データマイニング
   ・情報検索、情報推薦、情報抽出、情報フィルタリング
   ・自然言語処理、評判分析、セマンティックWeb
   ・人工知能、機械学習、ユーザ行動分析
   ・コミュニティ分析、グラフ理論
 - マルチメディア、ユーザインタフェース
   ・コンピュータビジョン、パターン認識、データ可視化
   ・ユーザインタフェース、インタラクション
   ・AR(拡張現実)、MR(複合現実)、VR(仮想現実)
 - 大規模・分散基盤技術、仮想化
   ・グリッドコンピューティング、分散ストレージ
   ・並列コンピューティング、GPUコンピューティング
 - その他
   ・インターネット応用技術に関するテーマ全般

 □ 論文審査
 - 審査基準
  ・学術的な新規性や有用性といった通常の観点に加え、ビジネス的側面からの有用性、実現可能性といった観点も積極的に評価します
  ・学術的な新規性が弱い内容についても、ビジネス的側面で優れた点があれば、できるだけ発表の場を提供する方針です
   
 - 審査委員会 (順不同、敬称略)
    阿部 洋丈(豊橋技術科学大学 工学部 助教)
    井庭 崇(慶應義塾大学 総合政策学部 専任講師)
    尾内 理紀夫(電気通信大学 電気通信学部 教授)
    角谷 和俊(兵庫県立大学 環境人間学部環境人間学科 教授)
    関根 聡(ニューヨーク大学 CS学科 研究准教授)
    武田 圭史(慶應義塾大学 環境情報学部 教授)
    田中 克己(京都大学 大学院情報学研究科 教授)
    田中 二郎(筑波大学 大学院システム情報工学研究科 教授)
    千葉 滋(東京工業大学 大学院情報理工学研究科 教授)
    増原 英彦(東京大学 大学院総合文化研究科 准教授)
    山名 早人(早稲田大学 理工学術院 教授)
    米澤 明憲(東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授)
    森 正弥(楽天株式会社 楽天技術研究所)
    まつもと ゆきひろ (楽天株式会社 楽天技術研究所)
    平野 廣美(楽天株式会社 楽天技術研究所)


 □ 応募方法
 - 言語
   ・日本語または英語
 - 書式/テンプレート(情報処理学会論文誌向けに準拠)
   ・LaTeX:
https://rit.rakuten.co.jp/conf/rrds2009/docs/rrds2009_texstyle_win.zip (Windows)
https://rit.rakuten.co.jp/conf/rrds2009/docs/rrds2009_texstyle_unix.zip (Unix/Mac)
   ・Word:
https://rit.rakuten.co.jp/conf/rrds2009/docs/ rrds2009_template_doc.zip

   ※ LaTeXの場合、ドキュメントクラスのオプションは「rrds」を指定してください
   ※ 情報処理学会から使用の許諾を得ています
   ※ テンプレートに関する質問等は情報処理学会ではなく、
     楽天研究開発シンポジウム運営事務局までご連絡ください
 - ページ数
   ・上記フォーマットで4ページ以内とします
 - ファイル形式
   ・PDFフォーマットに限ります
 - 投稿先
   ・PDFファイルを添付の上、こちら< rit-rrds2009-submit@mail.rakuten.co.jp > まで送付下さい
   ※ 必要に応じて動画等の補足資料も提出することが可能です
     ただし、容量等の問題もありますので事務局までご相談下さい
  - 注意事項
   ・国内外で未発表の論文とし、投稿中または発表済みの論文の内容とまったく同一のものは不可とします

 □ 発表形式
  口頭またはポスター展示のどちらか形式にてご発表いただきます。発表形式については,採択論文決定時に,論文審査結果と合わせて通知いたします。

 □ スケジュール
 2009年 7月16日(木)  論文受付開始
 2009年 9月15日(火)  論文投稿〆切
 2009年10月19日(月)  採択論文決定
 2009年10月30日 (金)  最終論文提出〆切
 2009年11月 3日(火)  プログラム公開
 2009年11月14日(土)  シンポジウム開催

  以上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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