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ニュース

2008年2月22日
楽天リサーチ株式会社

「豊かさ」の階段を上り続ける中国
--中国・2007年のトレンドに関する調査--


 楽天リサーチ株式会社(代表取締役社長:森 学、本社:東京都品川区)は2007年11月から12月にかけ、中国における2007年のトレンドに関するインターネット調査を行った。調査対象地域は中国全土で、男女計800人(男女各400人)を対象に行った。消費や生活の現状、今後の見通し、2007年のキーワードなどについて聞いた。

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              □■ 調査結果概要 ■□
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 ■現在の生活や景気に関しては肯定的な回答が多かったが、中国全体の雇用環
  境に関してのみ、否定的な意見が多数となった。

 ■生活水準や景気感に関する今後の見通しでは、現状よりもさらによくなると
  考えている人が多いことがわかった。

 ■2007年の消費動向では、飲食、IT、ファッション、趣味、金融といった分野
  での支出が伸長したことがわかった。

 ■2007年のキーワードでは、「北京オリンピックまであと1年」「Blog/博客」
 「食品安全問題」がトップ3となった。


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               □■ 調査結果 ■□
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■多くの人が現在の生活水準に満足

 はじめに、現在の生活水準や景気感などについてたずねた。「収入(個人)」、「収入(家庭全体)」、「金融資産額」、「支出(個人)」、「支出(家庭全体)」、「中国の景気」、「自身の暮らし向き」、「中国の雇用環境」の8項目について、「非常に良い」から「非常に悪い」までの5段階で調査したところ、「中国の雇用環境」を除く7項目で「やや良い」がトップの回答となった。
 この7項目で、「非常に良い」と「やや良い」の合計を見ると、すべての項目において4割を超えており、「収入(家庭全体)」(54.1%)、「支出(個人)」(50.3%)、「中国の景気」(57.7%)、「自身の暮らし向き」(58.2%)の4項目では5割を超えている。多くの人が、現在の生活水準に満足していることがわかる。
 一方、「中国の雇用環境」では、「非常に悪い」と「やや悪い」を合わせた回答が59.6%にのぼった。好調な景気が雇用に結びついていないという評価があるようだ。

■今後の見通しも楽観的。雇用環境のみ低評価

 国内景気や生活水準に対する評価は、今後の見通しに関する質問ではさらに高くなっている。
 先の8項目に関して、今後の見通しをたずねたところ、「個人収入」「家庭全体の収入」「家庭全体の金融資産額」の3項目では「今後」について、「支出(個人)」「支出(家庭全体)」「中国の景気」「自身の暮らし向き」「中国の雇用環境」の4項目では「今後1年」として質問したところ、やはり「中国の雇用環境」を除く7項目で「ややよくなると思う」という回答がトップとなった。
 この7項目で、「非常によくなると思う」と「ややよくなると思う」の合計を見ると、「収入(個人)」「収入(家庭全体)」「金融資産額」「支出(家庭全体)」「自身の暮らし向き」の5項目で、現状の「非常に良い」と「やや良い」の合計を上回った。生活水準や資産額は今後も引き続き向上すると考えている人が多いことが見て取れる。
 「中国の雇用環境」に関してのみ、やはり否定的な見通しが多く見られ、「やや悪くなると思う」「非常に悪くなると思う」の合計が36.7%と、「非常によくなると思う」「ややよくなると思う」の合計30.4%を上回っている。


■飲食、IT、ファッションなどの分野で支出伸びる

 次に、2007年の消費動向についてたずねた。
 商品カテゴリを計16項目に分け、それぞれの項目に対する支出額を、「増えた」から「減った」までの5段階で調査したところ、「食品・飲料(外食除く)」、「ファッション(服、バッグ、靴等)」、「理美容商品・サービス」、「情報通信機器(携帯電話、パソコン等)」、「趣味及び関連商品」、「外食」、「旅行などレジャー」の7項目で「やや増えた」という回答がトップとなり、残りの9項目では「変わらない」がトップとなった。
 「増えた」と「やや増えた」の合計で見ると、「食品・飲料(外食除く)」(76.5%)、「外食」(75.0%)、「情報通信機器(携帯電話、パソコン等)」(73.2%)がトップ3の回答となった。以下、「ファッション(服、バッグ、靴等)」(71.9%)、「趣味及び関連商品」(68.1%)、「旅行などレジャー」(67.4%)、「投資(株、不動産等含)」(62.4%)と続く。全般に、飲食、IT、ファッション、趣味、金融といった分野での支出が伸長する傾向にあることがわかる。
 なお、「やや減った」「減った」を合わせた回答は全項目において10%を下回っており、生活全体の水準が上り坂にあることがわかる。性年代別に見ると、男性20代社会人層における「住宅・住宅設備」(「増えた」43.3%)、女性学生層における「スキルアップ(英会話、資格取得等)」(「やや増えた」46.0%)、男女30代社会人層における「投資(株、不動産等含)」(「増えた」42.5%)において、他の層よりも支出が増えている。


■印象に残ったテーマは、「オリンピック」「インターネット」「食」

 最後に、2007年のキーワードについて上げてもらった(複数回答可)。トップとなったのが、「北京オリンピックまであと1年」で79.0%。以下、「Blog/博客」(70.9%)、「食品安全問題」(63.8%)と続く。「オリンピック」「インターネット」「食」といったテーマが、現代中国における国民の関心事であることがわかる。
 なお、トップ10までの回答を見ると、経済・金融関連が3項目(「住宅価格のバブル現象」「新股民(新しく株式投資を始めた個人投資家)」「基民(ファンド投資をしている個人投資家)」)、オリンピック・スポーツ関連が2項目(「北京オリンピックまであと1年」「劉翔(陸上選手)」)、国家事業・行事関連が2項目(「“嫦娥一号”月探査計画」「第17回全国共産党大会」)、インターネット関連が2項目(「Blog/博客」「熊猫焼香(PCウィルス)」)となっている。


 グラフ付きの調査結果は以下URLからご覧いただけます。
 ⇒ http://research.rakuten.co.jp/china/report/
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【調査概要】
調査エリア   :全国(香港、台湾は除く)
調査対象者  :18歳-49歳男女
回収サンプル数:800サンプル
          18-34歳の学生200人(男女各100人)
          20代社会人260人(男性104人、女性156人)
          30代社会人200人(男性100人、女性100人)
          40代社会人140人(男性96人、女性44人)
調査期間    :2007年11月25日-2007年11月29日
調査実施機関 :創光咨詢(上海)有限公司
          (楽天リサーチ株式会社・上海現地法人)


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