2007年11月21日
楽天リサーチ株式会社

 金融商品利用数により、認知度や関心度などに差
-資産管理ツールに関する調査より-

楽天リサーチ株式会社(代表取締役社長:森 学、本社:東京都品川区)は、資産管理ツールに関するインターネット調査を実施した。今回の調査は、2007年10月下旬に楽天リサーチ登録モニター(約140万人)の中から、全国の20-60代男女計2000人を対象に、家計簿とポートフォリオ、アグリゲーションサービスの3つの資産管理ツールについて、認知度や利用状況などを探った。
□■ 調査結果概要 ■□
■家計簿利用者は約35%。そのうち、アナログ派(冊子の家計簿利用層)とデジタル派(家計簿ソフト利用層)はそれぞれ2割弱でほぼ同数。

■ポートフォリオ利用者は、投資商品利用者のうち約3割。保有口座が増えるにつれ、関心度や利用率も高まっている。

■アグリゲーションサービス利用者で最も多いのは、「預金・クレジットカード・投資商品併用」層。金融商品を幅広く利用している層は、金融商品に関する付帯サービスにも敏感な様子。

■「ポイントやマイルの管理機能」「支払・入金履歴記録」機能のニーズが半数以上であるのに対し、アグリゲーションサービス自体の認知度は約14%。アグリゲーションサービスの認知度アップが望まれる。
□■ 調査結果 ■□
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■家計簿をつけているのは約35%、アナログ派とデジタル派がほぼ同数
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 資産管理ツールの一つとして、家計簿についての利用状況をたずねたところ、「冊子の家計簿やノートにつけている」と「パソコン上で使う家計簿ソフトを利用している」を加算した家計簿利用層は35.1%である。
 「冊子の家計簿やノートにつけている」は17.5%、「家計簿ソフトを利用している」は17.6%となっており、アナログ派とデジタル派がほぼ同数であった。

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■ポートフォリオ利用層は投資商品利用者の約3割、
 口座保有数が増えるにつれ利用率高まる
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 保有株式などをインターネット上で一括管理できるポートフォリオ機能についての全体の認知度については、サービス内容認知層(「現在利用している」「以前利用していたが、現在は利用していない」「利用したことはないが、サービスの内容まで知っている」の加算値)は20.9%、「現在利用している」はわずか9.0%である。
 投資商品利用者に限って見ると、サービス内容認知層は53.7%と半数以上となっている。さらに、投資商品口座保有数別では、一口座保有層で46.1%、複数口座保有層で61.5%と、保有口座が増えるにつれポートフォリオへの関心も高まる様子がうかがえる。
 「現在利用している」回答者を投資商品利用者内で見ると31.7%、また口座保有数別では、一口座保有層で25.0%、複数口座保有層で38.5%であり、口座保有数が増えるにつれ利用率も高くなっている。

 現在利用しているポートフォリオでは、1位「証券会社提供のポートフォリオ」(77.2%)が突出して多く、2位「ヤフーファイナンスの『ポートフォリオ-Quotes』」(30.6%)、3位「Infoseekマネーのポートフォリオ」(22.8%)となっている。
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■アグリゲーションサービス利用者は、「預金・クレジットカード・投資商品併用」層が最多
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 インターネット上で口座の一括管理ができるアグリゲーションサービスの全体の認知度は、サービス内容認知層が13.9%、「現在利用している」は5.1%と、認知および利用率ともに投資商品のみに利用が限られるポートフォリオを若干下回っている。
 金融商品併用状況別に見ると、サービス内容認知層(30.1%)、「現在利用している」回答者(12.9%)とも最も多いのは(参考値除く)、「預金・クレジットカード・投資商品併用」層である。
 金融商品併用状況で全体の52.1%を占める「預金・クレジットカード併用」層のサービス内容認知層(8.8%)、「現在利用している」回答(2.6%)と比べると、「預金・クレジットカード・投資商品併用」層はサービス内容認知率で21.3ポイント、利用率で10.3ポイント高く、投資商品を含め金融商品を幅広く利用している人は、金融商品に関する付帯サービスにも敏感に反応していることがうかがえる。

 現在利用しているアグリゲーションサービスでは、1位「口座管理-MoneyLook(ヤフージャパン)」(33.0%)、2位「MONEY MAP(Gポイント)」(20.0%)、3位「JNBアグリゲーション」(19.0%)となっている。楽天マネーサービス「口座管理」は14.0%で4位に入っている。

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■利用したい機能は「ポイント・マイルの管理」
 「支払い・入金履歴記録」で半数以上。
 アグリゲーションサービスのニーズと認知率がミスマッチ
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 インターネット上のお金に関する機能で、今後どのようなものを使いたいか全員に聞いたところ、「ポイントやマイルの管理機能」(51.4%)、「支払いや入金履歴を記録できる機能」(50.8%)で半数以上を占め、次いで「自動引き落とし日をメールで知らせる支払期日アラート機能」(35.4%)が続いている。
 これら上位3項目のニーズは、前述の「現在利用しているアグリゲーションサービス」で挙がっている項目に付帯している機能であるが、アグリゲーションサービス自体の全体の認知率は13.9%にとどまっており、ニーズと認知のミスマッチが生じているようだ。
 「ポイントやマイルの管理機能」や「支払いや入金履歴を記録できる機能」「支払期日メールアラート機能」は、金融商品併用状況で半数以上であった「預金・クレジットカード併用」層にも訴求できるサービスであり、アグリゲーションサービスの認知度を上げることによって、利用者数増加の可能性が考えられる。

【調査概要】
 調査エリア:全国
 調査対象者:20代-60代男女
 回収サンプル数:2000サンプル(年代別均等割付 各セル200サンプル)
 調査期間:2007年10月23日
 調査実施機関:楽天リサーチ株式会社

【関連サイト】 http://service.money.rakuten.co.jp/top/aggrigation.html
 2007年11月12日にリニューアルした楽天マネーサービスの「口座管理サービス」。
 銀行や証券会社、クレジットカードなど、66の金融サービスの残高情報を一覧で表示できるサービスを提供中。

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 グラフ付きの調査結果は以下URLからご覧いただけます。
 ⇒ https://research.rakuten.co.jp/report/
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※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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