2007年10月22日
楽天リサーチ株式会社
楽天KC株式会社

 カード払い利用者が増加傾向に、口座振替利用者も変更を希望
  - 公共料金の支払い方法に関する調査より -

 楽天リサーチ株式会社(代表取締役社長:森 学、本社:東京都品川区)は、楽天KC株式会社(代表取締役社長:関 榮一、本社:福岡県福岡市)と共同で、公共料金の支払い方法に関するインターネット調査を実施した。今回の調査は、2007年9月19日に楽天リサーチ登録モニター(約140万人)から、全国の20-60代男女計500人を対象とした。主な結果は以下のとおりである。


□■ 調査結果 ■□

 今回の調査では、公共料金支払い時に利用している支払い方法やその利用理由、最近1-2年間での支払い方法の変更の有無、今後の変更意向について質問した。
 その結果、支払い方法は主に口座振替とクレジットカード払いであるが、クレジットカード払い最大の魅力であるポイント特典を求めて、現在のクレジットカード払い利用者は今後も利用を継続し、口座振替利用者でもクレジットカード払いを利用したいとのニーズがあり、クレジットカード払いの利用者はますます増加する傾向がうかがえた。


■口座振替利用6割以上、カード払い利用は携帯電話料金で5割
 現在の公共料金の支払い方法についてたずねたところ、電気・固定電話・ガス・NHK受信・水道料金では口座振替利用者は6-8割、クレジットカード払い利用者は3割未満と、口座振替による支払いが主になっているのに対し、携帯電話料金では口座振替利用者(44.3%)とクレジットカード払い利用者(46.6%)が5割前後で拮抗している。
 また、携帯電話料金では他公共料金に比べ、クレジットカード払い利用者が突出して多くなっており、携帯電話料金の支払いがクレジットカード払いに対応していることやクレジットカード払いの利用手続の手軽さが要因として考えられる。
 なお、公共料金を全般的に見ると、口座振替利用者とクレジットカード払い利用者の合計値は8-9割となっており、主な支払い方法は口座振替とクレジットカード払いであるといえる。
 加えて、支払い方法別に1回当たりの支払い金額を見ると、口座振替とクレジットカード払いではボリュームゾーンに相違はなく、支払い金額による支払い方法選択への影響は見られない。


■カード払いによるポイント加算が最大の魅力、口座振替時の特典は浸透度低く前述のとおり、支払い方法として主であった口座振替とクレジットカード払いについて考察すると、支払い方法の利用理由として口座振替・クレジットカード払い利用者ともに上位に挙げられていたのは、「手間がかからないから」「ポイント加算などの特典があるから」「支払い忘れや支払いもれがないから」「契約時にその支払い方法を選択したから」の4項目であった。
 口座振替利用者で4-5割を占める主な利用理由としては、「手間がかからないから」「支払い忘れや支払いもれがないから」である。「ポイント加算などの特典があるから」は6%に満たず、口座振替による特典は浸透度が低いようだ。
 一方、クレジットカード払い利用者では、「ポイント加算などの特典があるから」は突出して多く8-9割を占め、クレジットカード払い時に加算されるポイントが最大のメリットとして享受されている。


■カード払い利用は今後も継続、口座振替利用者でも2割がカード払いへの変更を希望
 最近1-2年間での支払い方法変更の有無や今後の変更意向(※注)を聞いたところ、クレジットカード払い利用者のうち3割以上が「変更した」と回答している。中でもNHK受信料(61.4%)、電気料金(58.5%)、ガス料金(57.7%)では、6割前後がクレジットカード払いに変更している。
 また、「今後変更したい」との回答では、クレジットカード払い利用者で1.8%未満となっており、クレジットカード払い利用者は今後も継続して利用する意向が強い。
 一方、口座振替利用者では「今後変更したい」とのスイッチ意向層が2割前後を占めており、この層に今後利用したい支払い方法をたずねると、9割以上が「クレジットカードによる支払い」と回答している。
 しかしながら、口座振替利用者の7-8割は「変更していない/変更するつもりはない」と回答しており、支払い方法変更手続きの手間やクレジットカード利用自体への抵抗感などがネックになっているようだ。

 ※注:支払い先の対応状況に関わらず、希望する支払い方法として質問。


■【調査概要】
調査エリア:全国
調査対象者:世帯内で公共料金の支払いを行っている20代-60代男女
回収サンプル数:500サンプル(年代別均等割付 各セル100サンプル)
調査期間:2007年9月19日
調査実施機関:楽天リサーチ株式会社

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 グラフ付きの調査結果は以下URLからご覧いただけます。
 ⇒ https://research.rakuten.co.jp/report/
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以上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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