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ニュース

2007年6月21日
株式会社日本総合研究所
楽天リサーチ株式会社

結婚式の平均費用は46,567元
結婚にあたり新しく家を購入した人が66%
-- 中国3都市で働く人たちの出会い・結婚に関する調査 --

 株式会社日本総合研究所(代表取締役社長:木本 泰行、東京都千代田区一番町16番)と楽天リサーチ株式会社(代表取締役社長:森 学、東京都港区六本木1-8-7)は、中国3都市で働く中国人を対象に、「出会い・結婚に関する調査」を実施しました。
 今回の調査は、2007年5月10日から5月14日までの期間に、楽天リサーチ登録モニター(約35万人)から上海・北京・広州で働く男女を抽出し、有効回答を得た300人のデータを基に集計しました。
□■ 調査結果 ■□
 まず配偶者と知り合ったきっかけについて聞いたところ、「職場での付き合い」が28%で最も多いという結果となりました。また「インターネットを通して(メール、チャット、SNSなど)」知り合ったという人も10%いました。特に年代が低い層ほどインターネットを通して知り合ったと回答した人の割合が高くなっています。

 結婚式開催の有無を聞いた設問では、「結婚式あり」と回答した人が81%、「結婚式なし」と回答した人が19%でした。「結婚式あり」と回答した人に対して結婚費用を聞いたところ、平均が46,567元(2007年6月現在のレートでおよそ74万円程度)となりました。今回の調査対象者は中国の中でもかなり所得の高い層であるということもありますが、概して結婚式には多くの費用をかけているようです。結婚式に多くの費用をかけるという事情もあってか、親などに結婚式費用の60%以上を負担してもらったという人も4人に1人程度いました。また、結婚式の出席人数を聞いたところ、平均で167人でした。日本では披露宴・披露パーティーの出席人数の平均が75人程度という調査結果もありますが、それと比較するとかなり多くなっています。ただ、規模別に見ると51-100人が最も多く、日本の平均と同程度です。中国での平均が高くなっている要因として、200人以上の大規模の結婚式を行ったという人が約2割いたことが挙げられます。中国では"結婚式の出席人数が多いほど人望が厚い証拠である"という考え方があり、人望の厚さを示すためにできる限り多くの人を招きたいと考える人も少なからずいるのではないでしょうか。

 結婚にあたり新しく家を購入したかという設問に対して、「購入した」という人は66%もおり、「購入せず/既に所有/プレゼントされた」という人は34%でした。日本では、結婚にあたり住宅を購入した人は15%という調査結果もあり、それと比較するとかなり多いことが分かります。また、「購入した」と回答した人たちに、誰が購入したかを聞いたところ、「夫が購入した」という人が53%と最も多くなっています。「二人で購入した」という人は45%、「妻が購入した」という人はわずか2%でした。
1.対象者属性
 今回の調査では、上海・北京・広州の3都市で働く中国人のうち、既に結婚されている人たちを対象として調査を行いました。なお、今回の回答者は個人月収3,000元以上の人が約80%を占めています。「上海統計年鑑」によると、中国の中でも所得水準が高いといわれる上海でも2005年の可処分所得の月平均はおよそ1,550元ほどであり、今回の回答者は中国の中でもかなり所得の高い層であると考えられます。

●グラフ1:【対象者属性】
http://www.rakuten.co.jp/pr/2007/0621/release_0621_1.GIF
2.配偶者と知り合ったきっかけ
 現在の配偶者と知り合ったきっかけを聞いたところ、「職場での付き合い」が28%で最も多く、次いで「お見合い(結婚の前提あり)」が22%、「幼馴染や学生時代からの付き合い」が17%と続いています。これら上位の結果から見ると、知り合うきっかけは日本とさほど変わらないことが伺えます。一方で、下位の項目で「インターネットを通して(メール、チャット、SNSなど)」と回答した人が10%いたことが印象的でした。今回の調査がWebアンケート調査であったということもこの結果に影響しているものと考えられますが、今回アンケートに回答した人の10%がインターネットを介在して知り合ったということから、中国においてインターネットは出会いの場としても積極的に活用されているのかもしれません。

●グラフ2:【配偶者と知り合ったきっかけ】
http://www.rakuten.co.jp/pr/2007/0621/release_0621_2.GIF

 次に、同様の設問を年齢別に見ました。結果を見ると、年齢が高い人ほど「知り合いの紹介」「お見合い」の割合が高くなり、一方で年齢が低い人ほど「インターネットを通して(メール、チャット、SNSなど)」と回答した人が多くなっています。2006年7月に中国インターネット情報センター(CNNIC)から発表された「第18次中国互換網発展状況統計報告」によると、中国のインターネット人口は1億2300万人、若い世代を中心に急速に普及が進んでいると報告されています。とはいえ、中国総人口からすれば、現在のインターネット普及率は10%程度であり、今後、インターネット人口が増加する余地は残されています。中国において、インターネット人口が更に増加するにつれて、結婚相手との出会いの場が、「知り合いの紹介」や「お見合い」といったリアルな場に加えて、「インターネットを通して(メール、チャット、SNSなど)」のバーチャルな場での出会いも増加していくものと推察されます。

●グラフ3:【配偶者と知り合ったきっかけ(年齢別)】
http://www.rakuten.co.jp/pr/2007/0621/release_0621_3.GIF
3.結婚式について
 結婚式開催の有無を聞いたところ、「結婚式あり」と回答した人が81%、「結婚式なし」と回答した人が19%でした。

●グラフ4:【結婚式開催の有無】
http://www.rakuten.co.jp/pr/2007/0621/release_0621_4.GIF

 結婚式を開催したと回答した81%の人たちに結婚式でかかった費用(新生活で使う車や家電購入費用は除く)について聞きました。平均は、46,567元(2007年6月現在のレートでおよそ74万円程度)となりました。今回のアンケート対象者は個人月収が3,000元を超える人が約80%を占めるなど、全体的に高所得層の結果であることを考慮する必要がありますが、それでも個人月収の10倍程度の費用を結婚式にかけることから、日本と同様、中国でも人生の一大イベントとして考えられていることが伺えます。
 人生の一大イベントである結婚式に関して、この高額な費用を親はどの程度負担をしているのか。その割合を聞いてみました。

●グラフ5:【親などに結婚式費用を負担してもらった割合】
http://www.rakuten.co.jp/pr/2007/0621/release_0621_5.GIF

 結婚式費用の全てを夫婦二人で出したと回答したのは全体の26%でした。それ以外の人たちは、親などに結婚資金を負担してもらっており、60%以上の結婚式費用を親などに負担してもらっている人も4人に1人の割合でした。新居の購入や新生活の準備費用など、結婚に関連して多額の費用がかかるため、多くの人たちが結婚式の資金は親などに金銭的支援を受けていることが伺えます。

 次に結婚式を開催したと回答した81%の人たちに結婚式の出席人数を聞きました。その結果、出席人数51-100人の人が全体の約3割を占めた一方で、平均は167人でした。最頻値(51-100人)に比べて平均が高くなっている理由は、出席人数200人以上と回答した人が多くなっていることに起因します。「ゼクシィ結婚トレンド調査2006」〔結婚情報誌「ゼクシィ」(リクルート発行)調べ〕によると、日本全国での披露宴・披露パーティーの招待客は平均で75人程度という結果が出ています。今回の結果の最頻値が51-100人であるということから、中国も日本と同程度の規模で結婚式を行う人が多いことが分かります。一方で、出席人数が200人以上と回答する人も約2割おり、中国では大規模に行うことが珍しくないこともこの結果から伺えます。日本での披露宴・披露パーティーと中国でのそれとの形式が違う部分もありますが、大規模に結婚式を行う背景として、中国では"結婚式の出席人数が多いほど人望が厚い証拠である"という考え方があることが挙げられます。面子を重視する中国では、人望が厚いことを示すためにできる限り多くの人を招きたいと考える人も少なからずいるのではないでしょうか。ただ、多くの人は日本と同程度の規模で結婚式を行っていることから、前述のような考え方に対する意識の度合いには差があるようです。

●グラフ6:【結婚式の出席人数の割合】
http://www.rakuten.co.jp/pr/2007/0621/release_0621_6.GIF

 次に「結婚に際して家を購入したか」、「その家は誰が購入したか」の2つのアンケートで、結婚に際しての住宅購入の実態を聞きました。

●グラフ7:【結婚に際して新しく家を購入したか】【誰が家を購入したか】
http://www.rakuten.co.jp/pr/2007/0621/release_0621_7.GIF

 結果は、結婚に際して新しく家を購入した人が66%となりました。「ゼクシィ新生活準備調査2006」〔結婚情報誌「ゼクシィ」(リクルート発行)調べ〕によると、日本では結婚に際して住宅を購入した人は15%という結果が出ており、それと比べると中国では新しく家を購入する人がかなり多いことが分かります。
 また、その購入者については「夫が購入した」と回答した人が53%で最も多く、「二人で購入した」と回答した人が45%となっています。ちなみに「妻が購入した」と回答したのはわずか2%でした。中国では「男性は家を持っていなければ結婚できない」といわれるほど、男性が家を持っていることが結婚の条件として重視されているということも聞かれ、今回の結果でも確かに「夫が購入した」と回答した人が最も多くなっています。ただ、「二人で購入した」という回答も約半数あることから、実際には男性は家を持っていなければ結婚できないというほど極端なものではないようです。
4.家事の分担について
 結婚後の生活の中で、家事を夫、妻のどちらが主に担当しているかを聞きました。下記グラフは、料理・洗濯・掃除の全てを親やお手伝いさんにお願いしている26人を除いた集計となっています。

グラフ8:【家事を誰が行うか】
http://www.rakuten.co.jp/pr/2007/0621/release_0621_8.GIF

 その結果、8割以上の家庭で、料理・洗濯・炊事の家事を夫と妻で分担しているという回答が得られました。中国は、日本に比べて女性の社会進出が進んでいるという調査1)もあり、中国の女性は結婚後・出産後も働き続ける人が多いといわれています。今回の家事の分担に対する結果を見ても、中国では夫婦で稼ぎ、夫婦で家事を行うことが一般的なライフスタイルとして定着していることが伺えます。
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