2007年5月29日
楽天リサーチ株式会社

生命保険の加入窓口もインターネットが主流に
生命保険に関する調査より

https://research.rakuten.co.jp/report/20070529/
 楽天リサーチ株式会社(代表取締役社長:森 学、東京都港区)は、保険販売サイト「楽天の保険」を運営する楽天リアルティマネジメント株式会社(代表取締役社長:森迫 和典、東京都中央区)と共同で、生命保険に関するインターネット調査を実施した。
 今回の調査は、2007年4月6日から4月9日までの期間に、楽天リサーチ登録モニター(約136万人)の20代から60代の男女1,000人を対象とした。主な結果は以下のとおりである。
□■ 調査結果 ■□
 今回の調査では、約6割の回答者が、生命保険への新規加入、もしくは見直しを検討していることが判明した。また、新たに生命保険を検討する際には、情報収集だけでなく、加入手続きもインターネットで行う意思のある人が多いことがわかった。
【1】当初加入時に重視したのは、保険料の安さ
 まず、現在の生命保険への加入状況について尋ねた。
 「加入している」という回答は全体の73.3%であった。加入している保険タイプでは「終身保険」が52.7%ともっとも多く、次い「医療保険」が47.2%、「ガン保険」が30.8%となった。

 一方で「加入していない」という回答も26.7%あり、特に20代では、ほぼ半数(男性51.0%、女性49.0%)が保険未加入であることがわかった。
 加入経路は、「営業職員」(49.9%)がトップで、以下、「保険会社のライフプランナー」(14.4%)「保険代理店の窓口やセールスパーソン」(12.6%)と続いている。

 「現在加入している生命保険を検討するときに何を重視しましたか」という質問では、「支払保険料の低さ」が43.8%でトップ。とくに30代女性では、およそ6割(58.9%)が、同回答を選んでいる。以下、「保障範囲の大きさ」(34.1%)、「生命保険会社の信頼度」(27.3%)という結果となった。
【2】加入後のコミュニケーションに不満
 次に、現在加入している生命保険に関する満足度を調査した。
 生命保険全般に関しては、「非常に満足」と「ある程度満足」を合わせた"満足層"が半数(49.6%)となっているのに対し、「やや不満」「非常に不満」を合わせた"不満層"は11.3%にとどまっている。

 一方、保険の具体的内容では、項目ごとに"満足"と"不満"が明確に分かれる結果となった。
 まず、「保障金額(保険がカバーする金額)」と「保障内容(保険がカバーする疾病の範囲などの内容)」の2項目では、ともに満足層が半数以上(53.1%、51.0%)となり、不満層は10ポイントを割っている(ともに9.8%)。
 「支払保険料」は不満層と満足層との差は縮まるが、それでも満足はおよそ4割(38.2%)となっている。
 満足と不満がほぼきっ抗しているのが、「運用状況」と「生命保険会社からの情報提供」の2項目で、それぞれ満足層は20.6%、24.3%、不満層は20.0%、24.3%という結果になった。
 以上の結果に対して、不満が満足を上回っているのが、「銀行や証券会社など、加入した窓口やその販売員からの情報収集」「生命保険会社のアフターフォロー」「銀行や証券会社など、加入した窓口のアフターフォロー」の3項目。加入後の生保会社や加入窓口とのコミュニケーションに関して不満が大きいことが見て取れる。
【3】「検討層」はおよそ6割、情報収集はインターネットで
 今後の生保への新規加入や、現在加入している生保の見直し・検討に関する質問では「既に検討し、新規に加入した」「現在検討している」「将来は検討したい」の3回答を合わせた"検討層"は、計57.1%に上った。

 検討の「目的」としては、「医療費や入院費のため」(71.5%)、「万一のときの家族の生活保障のため」(54.8%)、「災害や交通事故などに備えるため」(30.4%)といった回答が寄せられた。 また、検討する際の「目安」でトップとなったのが、「支払保険料が安い」で63.0%。「希望にあった生命保険」(40.4%)、「信頼できる会社」(31.3%)がそれに続いている。
 検討の際の情報収集の方法でダントツに多かったのが、「インターネット」(76.5%)で、「生命保険会社の情報提供」(34.0%)、「友人や知人等からの口コミ」(22.8%)などの回答を大きく引き離した。
【4】今後の加入にあたっては資料収集、加入ともインターネットの利用が優勢
 興味深いのは、「資料収集」「相談・検討」「商品の選択」の各段階におけるインターネットの利用動向だ。

「資料収集」では、ほとんどの回答者がインターネットの利用意思があるのに対し、「相談・検討」の段階では、セールスパーソンや窓口から情報収集をするという回答がインターネットを上回っており、「商品の選択」の段階になって再びインターネットがセールスパーソンや窓口よりも優勢となっている。
 ネットとリアルをうまく使い分けて情報・資料収集をしながら、最終的には自らの意思で加入を決定するという傾向が見て取れる。
 さらに、「今後生命保険を検討するならば、どのような方法で加入しようと思いますか」という質問でも、「インターネット」という回答がほぼ半数(49.8%)を占めた。情報収集、加入手続きの両時点において、インターネットの存在感が増していることがわかる。

 なお、「インターネットで保険を検討する際の問題点」に関する質問では、「インターネットは情報が多すぎて、どの情報が正しいかよくわからない」(49.9%)、「自分にあった保険を説明・設計してもらえない」(41.2%)、「生命保険は分かりづらいので、専門家から直接話を聞いた方がよい」(40.6%)がトップ3の回答となった。
◆参考:「楽天の保険」(https://hoken.rakuten.co.jp )について
 「楽天の保険」(保険取扱店舗名:楽天ライフインシュランス)は、楽天グループの楽天リアルティマネジメント株式会社が運営する保険販売サイトです。楽天会員であれば楽天IDのみで簡単に資料請求が出来ます。「みてわかる・よんでわかる」保険の総合サイトとして、生命保険だけでなく、自動車保険、海外旅行保険、損害保険なども取扱っています。

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     ※グラフ付きの調査結果は以下よりご覧いただけます。
     ⇒ https://research.rakuten.co.jp/report/20070529/
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