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ニュース

2006年3月29日
株式会社三菱総合研究所
情報通信技術研究本部
楽天リサーチ株式会社

20代・30代男性で高まる携帯トレード
第20回携帯電話コンテンツ/サービス利用者調査結果より

 楽天リサーチ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:森 学)と株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長:田中 將介、東京都千代田区大手町2丁目3番6号)は、15歳から69歳の男女を対象に、「第20回携帯電話コンテンツ/サービス利用者調査」を行った。

 調査は、2月10日から2月15日にかけてWeb上で実施され、回答者は2,400人(男性50.0%、女性50.0%)、そのうち主要4社(NTTドコモ・au・ボーダフォン・TU-KA)の携帯電話利用者(※)は2,068人(回答者の86.2%)であった。
※以下、特に記載がない限り、記事中の数値は主要4社利用者に対する割合とする。

 第20回調査は、携帯電話での金融サービス利用について調査した。なお、文中で引用している第14回調査は、2005年1月に実施したもので、回答者は2,460人である(男性50.0%、女性50.0%)。
※なお、第14回調査の詳細につきましては、「モバイル市場データ大全2005」(2005年10月)をご参照ください。
1.携帯電話での金融サービス利用
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(1)新しい金融サービスの利用が増加
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 携帯電話を通じての金融サービスの利用率(過去1年間)は、1年前の第14回調査(2005年1月実施)と比較すると、残高照会や口座振り込みのような従来型銀行サービスの利用率は相対的に見て高いものの、増加率は少ない。一方、おサイフケータイや金融情報サービスなど新しい金融サービスは利用率の水準は未だ低いが、1年前と比較すると増加率が高い。
 従来型銀行サービスである「銀行や郵便局の残高照会」や「銀行や郵便局の口座振り込み」の利用率は、それぞれ、11.3%、6.1%であり、1年前に比べ1.05倍、1.07倍と増加率は低い。新しい金融サービスである「モバイルEdy・モバイルSuica(おサイフケータイ)による代金・運賃の支払い」、「金融情報(株価、為替相場等)の収集」、「株式の購入・売却」の利用率は、3から4%台と低いが、前年に比べ3.88倍、1.50倍、1.20倍となっている。

図 1 携帯電話による金融サービスの利用率(過去1年間)(複数回答)
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※第20回調査、第14回調査のいずれも携帯電話利用者が回答。
※「消費者ローン・キャッシングの申込み」については、第20回調査のみの項目である。

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(2)新しい金融サービスは利用頻度も多い
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 利用頻度についてみると、従来型銀行サービスの平均月間利用回数は、4から5回であるのに対し、新しい金融サービスは、6回以上と従来型の銀行サービスよりも頻繁に利用されている。特に、「金融情報(株価、為替相場等)の収集」は20.7回と平日はほぼ毎日利用している。

図 2 携帯電話による金融機関サービスの利用頻度
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※各サービスの利用者が回答。
※1ヶ月あたりの平均回数算出にあたり、「1日に1回以上」は月45回、「1週間に2から3回」は月10回、「1週間に1回程度」は月4回、「1ヶ月に2から3回」は月に2.5回、「1ヶ月に1回程度」は月1回、「1ヶ月に1回未満」は月0.5回とみなした。
2.携帯電話を利用した株取引(携帯トレード)の利用状況
 最近、携帯電話を利用した株取引が拡大していると見られているが、ここではその実態について調査した。すでにみたように携帯電話による株取引(携帯トレード)の利用率は3.6%と昨年に比べ、1.20倍の増加率であり、金融情報の収集も4.5%と1.50倍である。昨今の株取引ブームと第3世代携帯電話の普及により携帯トレードの情報量や操作性が高まっていることが利用拡大の背景にあると見られる。

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(1)20代・30代男性で高まる株取引
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 性年代別についてみると、20代男性・30代男性の利用率が急増している。20代男性は、1年前では、3.2%であったのが8.0%、30代男性は、7.7%であったものが、11.9%と急増している。昨今の株取引の拡大は、20代・30代の男性が中心であったものと見られる。

図 3 携帯トレードの利用率(過去1年間)(性年代別)
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※第20回調査、第14回調査のいずれも携帯電話利用者が回答。

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(2)利用理由は「外出中等で手元に携帯電話しかなかった」が最も多い
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 携帯電話を利用している理由を見ると、「外出中などで、手元に携帯電話しかなかった」が58.7%と最も高く、次いで「タイミングを逸することなく売買できるから」32.0%である。値動きが激しい中、手元にある携帯電話を利用し、タイミングを逸することなく、売買しようとしているものと見られる。

図 4 携帯トレードの利用理由(複数回答)
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※第20回調査、第14回調査のいずれも株式の購入・売却サービス利用者が回答。
※「タイミングを逸することなく売買ができるから」は、第20回調査のみの項目である。

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(3)携帯トレード利用者は、最近始めた人が多い
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 株式投資歴をみると、1年以内が38.0%と約1/3がこの1年に始めている。最近の株取引ブームに乗って、株投資をはじめた人が利用している割合が高い。

図 5 携帯トレード利用者の株式投資歴
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※株式の購入・売却サービス利用者が回答。

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(4)携帯トレードをしない理由はパソコンの方が
   安全できめ細かく注文ができるため
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 携帯電話で株取引をしない理由を見ると、「株式投資には興味がないから」が56.9%と株取引そのものに関心がないという理由が最も多い。株取引に興味がある人では、「パソコンの方が安全そうだから」(14.5%)、「パソコンの方がきめ細かい注文ができるから」(12.4%)と、パソコンの方が安全で、きめ細かく注文できるということから、携帯電話を利用していない。特に、この傾向は中高年層に多い。

図 6 携帯トレードを利用しない理由 (複数回答)
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※第20回調査、第14回調査のいずれも株式の購入・売却サービス非利用者が回答。
3.おサイフケータイの利用
 既にみたようにおサイフケータイ(モバイルEdy・モバイルSuica)の利用は、この1年間で3.88倍の3.1%まで上昇している。

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(1)30代・40代男性の利用が多い
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 性年代別に利用率をみると、40代・男性が9.4%と最も高く、年代が若くなるにつれ低下している。30代・40代が利用の中心となっている。女性では20代の利用率が高い。

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(2)ファーストフードでの利用が急増
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 おサイフケータイの利用店舗をみると、コンビニエンスストアが、81.5%と最も多く、前回調査とほぼ変わっていない。一方、ファーストフード、書店、ガソリンスタンド、ゲームセンターなどでの利用が減少している。

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(3)利用理由は「素早く支払えるから」と
「ポイントや特典があるから」が最も多い
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 おサイフケータイの利用理由をみると、「素早く支払えるから」と「ポイントや特典があるから」が最も多い。「小銭を持ち歩かなくてよいから」も47.7%と多い。1年前と比較すると、「素早く支払えるから」の回答率が低下している。
4.携帯電話による金融サービスの今後の利用意向
 今後の携帯電話による金融サービスの利用意向についてみると、最も多いのが「銀行や郵便局の残高照会」で、次に多いのが「モバイルEdy・モバイルSuica(おサイフケータイ)による代金・運賃の支払い」である。
 いずれも利用したくないとする割合は44.7%と前年より10%以上減少しており、携帯電話による金融サービス利用に対する意識は高まりつつある。
 性年代別にみると、「銀行や郵便局の残高照会」の利用意向は、30代男性・20代女性で高く、「モバイルEdy・モバイルSuica(おサイフケータイ)による代金・運賃の支払い」は10代から40代の男性、10代の女性で多い。
 「モバイルEdy・モバイルSuica(おサイフケータイ)による代金・運賃の支払い」の利用率は現在40代男性が最も高いが、今後は10代から30代でも高まることが予想される。

図 10 携帯電話による金融サービスの利用意向(複数回答 )
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※第20回調査、第14回調査のいずれも携帯電話利用者が回答。
※「消費者ローン・キャッシングの申込み」については、第20回調査のみの項目である。

図 11 「銀行や郵便局の残高照会」、「モバイルEdy・モバイルSuica(おサイフケータイ)による代金・運賃の支払い」の利用意向(性年代別)
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※携帯電話利用者が回答。
5.回答者の属性
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【参考】楽天リサーチ(株)
2005年6月に楽天(株)の子会社となった(株)サイバーブレインズが2005年11月30日より社名を変更したもので、現在はポータル・メディア事業カンパニーに属する。
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