いかに仕掛け、いかに広めるか Webマーケター / Y.K / 2010年 新卒入社

サービスを売る側から、サービスを創る側への転進

新卒で「楽天」に入社した頃は、正直、「何がやりたい」という明確な目標がなかったので、配属となった部署で与えられたミッションに全力で取り組もうと思っていました。楽天の中にはいろんなサービスがあり、様々な職種があるので、いつか、やりたいことが見つかった時にチャレンジできれば・・・と思っていたんです。

入社して3年間は「楽天トラベル」でコンサルティング営業をしていました。クライアントであるホテルや旅館の売上を上げるという仕事に充分な手ごたえを感じていましたが、4年目を迎えるころ、決まったものを売る営業ではなく、自分の考えたことがカタチになる「企画」の仕事に興味を抱きはじめていました。今、自分がクライアントに勧めているサービスは、どんな風に創られ、どんな風に世の中へブランディングしているのだろうかと思うようになったのです。

そんな頃、社内で公募があり、マーケティング職のポジションを見つけました。「今こそ挑戦する時期だ!」と、胸を躍らせながら手を挙げた瞬間は、いまでも鮮明に覚えています。

Webマーケター / Y.K
Webマーケター / Y.K

自分のアイデアでモノやコトを動かせる“やりがい”。

今の私のミッションは「楽天レシピ」を、より多くの方へ理解してもらい、魅力を感じ、利用し続けてもらうための仕組みを作ること。

ある深夜のテレビ番組で1クール、「楽天レシピ」を紹介するCMを企画したこともありました。代理店を通さず、自分でイチから担当したのですが、まずは、どんなことを伝えていくかポートフォリオを設計し、コンテンツを考え、CM制作会社にプレゼンするところからスタート。その内容をもとに、あがってきた絵コンテを確認したり、撮影に立ち会い、社内外の関係者と密に連携をとりながら進めていきました。CMだけでは面白くないので、CMと連動したWebコンテンツも企画しました。キーワードは「コップのレシピ」。何だろう?って興味が湧く響きですよね?これは、コップに可愛らしく盛り付けたレシピなんです。CMを見た方にうまく印象づけることができて、「楽天レシピ」へ誘導させることができました。CMもWebも、企画から完成までトータル1か月というスピード感。コストと時間の制約がある中で、最大限のパフォーマンスを出せるよう、アイデアを出していくのが難しかったところですね。

このようなCMを創る大きな仕事もあれば、他の企業様とアライアンスを組んでいく広告とは違った仕事もあったり、事業部の他のサービスと提携して仕掛けていくようなこともある。大きな組織であれば、アライアンスの担当、プロモーションの担当と細かく担当が分かれていると思いますが、小回りがきく規模だからこそ、多岐にわたる領域を一人で担うことができます。最初は責任の大きさに戸惑いましたが、どんなソリューションを提供するかは私次第。「楽天レシピ」の未来を担うのは自分なのだという使命感は、やりがいに変わっていきました。

愛着を持ち、挑戦し続けられる環境

楽天レシピは2015年、サービス開始5年目を迎え、レシピ投稿数100万件という一つの目標を達成しました。とはいっても、楽天レシピの知名度や利用者数はまだまだ大きな伸びしろがあります。今の私の目標は、「楽天レシピ」を日本一、いや世界一有名なサービスに育てること。ユーザー数や投稿数といった規模だけでなく、ユーザーからみて 「楽天レシピって何かいいよね」と、使うメリットを感じるサービスを創り、いかに仕掛けて広めていくか。やりたいことは山積みです。

やってみた結果、ダメだったということも沢山ありますが、「それなら次、何をしようか?」と、背中を押してもらえる環境は有難いですね。「次はこれをやりなさい」と指示を出されるわけではなく、自分のやりたいことをトライ&エラーで、どんどん挑戦することができるんです。

だからこそ、自分の能力をどこまで高めることができるか。正直、まだ「これはすごい!」という効果を出せた企画がないので、世の中を驚かせる企画を生み出せるよう、日々、アンテナを張って模索しているところです。大変なこともありますが、自分の介在価値を実感しながら挑戦を楽しめる土壌は、好奇心旺盛な自分にぴったりだと感じています。

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