あなたの権利について

提供した個人情報についてどんな権利があるの?

店頭でアンケートに答えたり、インターネットで新しいサービスを使い始めたりする時、自分の名前やメールアドレス、携帯電話番号などの情報を登録フォームに入力し、企業に提供することがあります。普段はあまり気にしませんが、個人情報漏えいのニュースを目にした時などに、ふと不安になることはありませんか?
たとえば…

  • ・先日使い始めたサービスに登録した情報を忘れてしまった。どこでその情報を確認することができるのだろうか?
  • ・3ヶ月前に応募したキャンペーンが終了したけれど、応募した時に入力した住所の情報は削除してもらえるのだろうか?
  • ・自分が思っている以上に、企業が自分に関するデータを持っているような気がする。どうすれば確認できるのだろうか?

こういった疑問や不安を少しでも解消するために、あなたにどのような権利があるのかをみていきましょう。

あなたの権利について

あなたの権利は住んでいる国や地域、利用しているサービスが提供されている国や地域によって異なるため、実際にどのような権利が認められているのかは、利用しているサービスの規約などを確認する必要があります。では、あなたが日本に住んでいる場合はどうでしょうか。「個人情報の保護に関する法律」を読むと、以下のような権利があることがわかります。

<情報の開示を求める権利>

事業者があなたについてどのような情報を持っているのかを確認したい時や、あなたの情報に誤りがないかを確認したい時、あなたの情報が他の事業者等の第三者へ提供されていないか確認したい時など、法令に定められた範囲内で、その事業者が保有しているあなたの情報や第三者への提供有無を開示するよう求めることができます。

<情報の訂正を求める権利>

あなたの情報に誤りがあり、事実ではない場合、事実に基づいた正しい情報にするための訂正、追加または削除を求めることができます。たとえば、引っ越しをして住所が変わった場合、古い住所のままだと荷物が届かなくて困りますよね。

<情報の利用停止や消去を求める権利>

最後にあなたの情報の利用を停止、または消去を求める権利について説明します。

利用停止とはあなたの情報の利用をやめさせること、消去とはあなたの情報を削除することや、特定の個人を識別できないようにすることで、事業者があなたの情報を使えなくすることです。利用停止や消去については条件が定められていて、消去できる場合と消去できない場合があります。

たとえば、あなたが応募したキャンペーンの運用以外であなたの情報は利用されないと事前に説明されていたにもかかわらず、他の企業の商品をお勧めするダイレクトメールが届いた場合、利用目的の範囲を超えた利用となるため消去を請求することができます。また、決してあってはならないことですが、あなたの情報が漏えいした場合も、消去を請求することができます。

ただし、利用停止や消去を請求できる場合であっても、他の法令により情報の保管が必要な場合、お客様からのお問い合わせに対応するために必要な場合、利用停止や消去に多くの費用がかかるなどの特別な事情がある場合など、利用停止や消去ができないこともあります。

あなたの権利と楽天グループ株式会社の取り組み

楽天グループ株式会社では、個人情報保護方針の「6. お客様の権利とお客様による選択」と「7. 個人情報の確認等」の中で上記について説明しています。住所やメールアドレスなどの会員情報については、楽天会員情報の管理ページにて確認、変更をすることができます。また、私たちが保管しているあなたの情報について購入履歴や閲覧履歴を知りたい時、多くの場合はサイト上で確認することができます。たとえば、「楽天市場」では、楽天会員専用の情報管理ページ「my Rakuten」から購入履歴や閲覧履歴を確認することができます。これらの情報を書面で確認したい場合や、あなたの情報の利用停止や消去が可能かどうかを確認したい場合は、「お問い合わせフォーム」からご連絡ください。

世界に広がる個人情報保護の動き

ここ数年で個人情報保護に関する法律がどんどん増えているのを知っていますか?世界中の人々が国境を越えてインターネットでつながり、日々データのやり取りをしています。昨今、世界各国でこのデータを保護しようという動きが加速しています。2018年5月にヨーロッパで一般データ保護規則(GDPR)が施行されたのを皮切りに、2020年1月にはカリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)が施行されました。2021年11月には中国で個人情報保護法、日本でも2022年4月に改正個人情報保護法が施行されました。

世界各地のこれらの法律においても、日本と同様に個人情報保護の権利が認められています。たとえば、あなたがヨーロッパの欧州経済領域(EEA)域内に住んでいる場合、一般データ保護規則(GDPR)という法律で定められた権利を行使することができます。GDPRでは、上記で説明した開示や訂正等に加えて、提供したあなたの情報の取り扱いが不必要となった場合などにおける、『忘れられる権利(消去の権利)』や、企業に提供したあなたの情報を持ち運びできるデータ (CSV、JSONなど) として受け取ることができる権利である『データポータビリティの権利』が認められています。

また、アメリカのカリフォルニア州に住んでいる場合、カリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)によって、あなたやあなたの家族の情報が守られています。CCPAでは、あなたの情報が「販売」される場合に、その提供を停止することができます。ここでいう「販売」とはお金と交換で情報を売ることだけでなく、何らかの価値ある利益を得るために、あなたの情報を第三者に提供することをいいます。CCPAではこの権利を『オプトアウトの権利』と言っています。
楽天グループ株式会社では、上記のような日本以外の法律に基づく請求についても、お客様の住んでいる国や地域など、適用を受ける法令に応じて受け付けています。詳しくは個人情報保護方針「6.お客様の権利とお客様による選択」をご確認ください。

楽天グループ株式会社はグローバルにサービスを提供する企業として、プライバシーおよび個人情報保護の重要性を理解し、様々な取り組みを行っています。もしご不明点やより詳しく知りたいことがある場合は、お気軽にお問い合わせください。

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