Cookieってなんだろう？

あなたがWebサイトを閲覧したりスマホアプリを利用しようとしたときに、Cookie使用について同意を求めるポップアップが表示されたことはありませんか？

このようなとき、あなたは「同意する」ボタンをクリックしてそのままサイトを閲覧しますか？なぜこのようなポップアップが表示されるのか、同意をする、あるいは同意をしないと何が起こるのか、疑問に思ったことはありませんか？

このデータファイルには、あなたの端末を識別するためのデータが記録されていますが、保存されるデータの種類は、Cookieの機能によって異なります。

たとえば、デバイスIDがあります。同じWebサイトに訪問した時、あなたの端末であることを特定できるようにするためのIDがCookieにデータとして保存されています。

この技術を利用することで、同じWebサイトにアクセスする際に何度もログインを行う手間を省くことができます。つまりWebサイトは端末に送信されたCookieのデータを読み取り、Webサイト側で保存されているあなたの他のデータと照合することができるというわけです。

また、ある通販サイトを閲覧していて、ショッピングカートに様々な商品を追加したとします。しかし、時間がなくて「購入」ボタンを押すところまで進むことができませんでした。翌日、改めてサイトにアクセスすると、昨日ショッピングカートに入れた商品が引き続きショッピングカートに残っていますよね。これもCookieを利用した便利な機能のひとつなのです。

Cookieのデータは、Webサイトにアクセスするときに行う言語の選択にも利用されます。あなたの選んだ言語がCookieにデータとして保存されると、同じWebサイトに再度アクセスした時に、改めて言語を選択しなくても、以前に選んだ言語で表示されます。

Cookieに保存されるデータのもう一つの例としては、閲覧履歴があります。Webサイトの運営者はCookieによって保存されたあなたの閲覧履歴や利用状況を分析し、Webサイトを改善するために使用します。また、それらの分析結果を利用し、あなたの興味がありそうなことを推測することで、ニュースコンテンツや広告を選別して表示することもできます。

ここまでは、Cookieがどのようなものかについてお話ししてきました。ここからは、Cookieに保存されたあなたのデータを誰が利用できるのかについてお話ししたいと思います。

一方、「サードパーティCookie」は、訪問したWebサイトの運営者とは別の企業によって設定されるCookieのことを指します。「サードパーティCookie」は、Cookieが設定されたWebサイトをあなたが訪問したときだけでなく、将来訪問する他のWebサイトでも同じCookieが設定されていた場合はあなたを認識することができます。先ほどのソファの例でいうと、A社のWebサイトでソファを閲覧したという情報が「サードパーティCookie」に保存されると、B社やC社のWebサイトを閲覧したときにもソファ関連の情報が表示されることになります。このように「サードパーティCookie」は、主に広告に利用されています。

これまで説明してきたように、すべてのCookieが同じ機能を持っているわけではありません。Webサイトやスマホアプリを適切に機能させるためのものや、セキュリティの強化と不正防止の対策のために不可欠なものなどがあります。一方で、広告表示など企業の利益目的のために利用されるCookieもあるのです。

Cookieに関するポップアップが表示され、利用に同意する場合、どの情報が何のために利用されるのかということを、各WebサイトやスマホアプリのCookieポリシーから事前に確認してみてください。 楽天グループのCookieポリシーは以下のページからご確認いただけます。

楽天グループのCookieポリシー