“縁の下の力持ち”を越え、組織を更なる高みへ牽引していく存在へ 営業サポート / K.I / 2012年入社

「営業をサポートする」初の組織を立ち上げる

前職では、事業部の業務を分析し、「あるべき姿」へ最適化するBPR (Business Process Re-engineering) のプロジェクト業務に携わっていました。一緒に仕事をしていた先輩から「転職先の楽天広告事業部で、BPRをイチから立ち上げようと検討しているから挑戦してみない?」と声をかけていただいたのが楽天との出会い。約9年勤めて、そろそろ転職を考えていた私は、迷わず楽天に飛び込んでいました。

入社した当時、営業さんにはアシスタントが付いていなく、細々とした事務作業も営業をしながら自分で賄っていた状況でした。「営業は、もっとお客様に向き合う時間を作らなくてはいけない」。そんな課題感から、営業が抱えている事務作業を巻き取るオペレーション部隊を立ち上げることになったものの、実際にどんなことをしていくか、具体的なミッションは何も決まっていないところからのスタートでした。

私はまず、営業さんは一体、何に困っているのか。私たちはどんな業務を巻き取ればお役に立てるのかを分析することからスタート。営業さんの隣で、実際の仕事を見て、一緒に伴走し対話しながら、課題点を洗い出し、「業務進行グループ」としての役割をデザインしていきました。

営業サポート / K.I
営業サポート / K.I

次々と目標をクリアし、役割が認められていくやりがい

最初に立ち上げたのは、受注登録やデータを集計する業務を担う「サポートチーム」。採用した数名のスタッフと共に、営業さんから業務を巻き取っていこうと動きだしましたが、なかなか私たちに任せてもらえませんでした。自分たちの負担が軽くなるから喜んで手放すだろうと思っていたのですが、「これは自分の仕事。自分でやらなくては」と責任感を感じていたのでしょうね。メンバーと共に、根気よく営業さんとコミュニケーションを積み上げ、信頼関係を構築していきながら、半年後、目標としていた業務の100%を巻き取れるまでになりました。営業のマネージャーから「スタッフの皆さんが、率先して仕事を見つけてサポートしてくれるから、とても助かっているよ」と、感謝の言葉を頂けた時は嬉しかったですね。業務進行グループとしての手ごたえを感じるとともに、メンバーの自立と成長を実感した瞬間でした。

しかしながら、これがゴールではありません。目的は営業さんが外に出て営業に専念できる環境を創ること。社内で事務作業をしている姿を見るたびに、私たちができることは、まだあると感じ、業務を見直して施策を考えていきました。私たちのビジネスモデルは独特で、営業が複数の商材を複数の部署と調整しながら進めていかなくてはなりませんし、クライアント様や代理店様から頂かなくてはならない広告素材や情報も多く、商品ごとに使うシステムも異なります。そこで、この煩雑な業務を私たちが担保しようと、営業と、代理店様・クライアント様のフロントに立って業務を進めていく「キャンペーン進行管理」チームを新たに立ち上げることにしました。

強いガバナンスを効かせて推し進めていく文化と、圧倒的なスピード感。これは楽天ならではのものですね。入社して2年半。チームを立ち上げるところからチャレンジさせて頂き、今はマネージャーとして14人の役割をお預かりして、事業運営の基盤づくりを推進しています。一人でできることには限界がありますがチームで問題に取り組んでいけば、自ずと解決の糸口は見えてくるもの。マネージャーという立場になってから、チーム力の大切さを、改めて思い知らされています。

メンバーからも、女性社員からも目指される存在へ

一般的にアシスタント職というと、なかなか目標や成果が見えづらいポジションですが、私はできるだけ数値化・定量化するよう心掛けています。目指すゴールが明確だから、メンバーが一丸となってモチベーション高く走り続けることができています。何より、忙しいことを厭わず、自ら仕事を創りだすメンバーに恵まれたのも、ラッキーなことでした。

今後は、受注以降のオペレーション業務を担っている運用部と連携し、一気通貫する形で全体最適できるような生産性の高い事業部にしていきたいですし、BPR的な視点でシステムの構築にも携わりたいですね。また、もっと女性が活躍するフィールドを創りたいとも。広告領域では、現在マネージャーの中で女性は私だけ。出産や育児を経て復帰した女性でも、管理職を目指したキャリアを描けるよう、私がロールモデルにならなくてはと思っていますし、一緒に仕事をしているメンバーも、周りからスターとして目指される存在に育てていきたい。私がやるべきこと、やれることは、まだまだ沢山ありますね。

← 広告運用トレーダーの仕事へ アカウントプランナーの仕事へ →