北海道帯広市(市長:米沢 則寿、以下「帯広市」)と楽天株式会社の子会社である競馬モール株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:木村 美樹、以下「競馬モール」)は、競馬モールが運営する「楽天競馬」で2015年度に販売する「ばんえい競馬(ばんえい十勝)(注)」の勝馬投票券(馬券)の売り上げの一部を、「ばんえい競馬」を通じた帯広市の地域振興に活用していくことで合意しましたのでお知らせします。帯広市と「楽天競馬」の連携は、今年度で3年連続となります。
2015年度は、連携における新たな取り組みとして、「ばんえい競馬」において活躍した競走馬や馬主、騎手などを表彰する「ばんえいアワード(仮称)」を共同で創設します。同アワードに設けられる「ベストホース」と「ベストジョッキー」部門は、「楽天競馬」のサイト上などからファン投票で決定し、セレモニーにもファンが参加できるようにするなど、ファンが楽しめるような趣向を凝らす予定です。
また、昨年度に引き続き、帯広競馬場の施設整備のための寄付や、同競馬場で実施されるJRAジョッキーDayなどのイベントへの協賛、全厩舎(きゅうしゃ)へ人参等の飼料贈呈なども予定しています。さらに、「楽天競馬」で「ばんえい競馬」の馬券を購入したお客様へ、購入額に応じた「楽天スーパーポイント」の付与や帯広競馬場で開催されるイベントへの招待キャンペーン、「ばんえい競馬」ファンを対象に他の楽天グループのサービスと連携した特別企画など、様々な展開を予定しています。
「楽天競馬」は昨年度、帯広競馬場の本コース脇に設置されたイルミネーションのリニューアルや、帯広競馬場で開催された各種イベントへの協賛、飼料の贈呈に、計15,206,804円を拠出しました。
帯広市は、「ばんえい競馬」の活性化による地域の観光資源化に取り組んでいます。楽天は、インターネットを通じて人々と社会をエンパワーメントする(力づける)ことを経営理念に掲げています。北海道では2009年7月に道と包括連携協定を締結し、インターネット・ショッピングモール「楽天市場」内の特設ページ「まち楽 北海道」で、季節に応じた観光情報や旬の食材に関する情報を発信するなど、北海道の地域振興を支援しています。
帯広市と「楽天競馬」は今後も、「ばんえい競馬」を通して帯広市の地域活性化を図るとともに、「楽天競馬」の認知度を高め、利用者とファンの拡大を目指してまいります。
(注) 「ばんえい競馬(ばんえい十勝)」は、農耕馬として利用されてきた重量約1トンの「ばん馬」に、騎手と荷物を載せた鉄そりを引かせ、坂のある障害コースで速さを競う競技です。公営競技としては世界で唯一、帯広競馬場で開催されています。北海道開拓時代の伝統を受け継ぐ独特の馬文化として、「北海道遺産」にも認定されています。