楽天シンフォニーと印テジャス・ネットワークス、統合されたOpen RANネットワークソリューション開発およびグローバル市場開拓における協業に関する覚書を締結

　楽天シンフォニー株式会社（以下「楽天シンフォニー」）とインドのタタ・グループ企業である通信機器会社Tejas Networks Ltd.（以下「テジャス・ネットワークス」）は、統合されたOpen RANネットワークソリューションの開発、およびインドをはじめとするグローバル市場開拓における協業に関する覚書（以下「本合意」）を締結しました。

※左から
テジャス・ネットワークス 共同創業者兼CTO　クマール N. シヴァラジャン、
楽天シンフォニー 代表取締役社長　シャラッド・スリオアストーア

　両社は本合意に基づき、テジャス・ネットワークスの無線製品（RU）と、楽天シンフォニーが提供する分散ユニット（DU）、集約ユニット（CU）、ネットワーク運用支援システム（OSS）、クラウド基盤とを組み合わせたソリューションの開発を推進します。また、ビジネスと技術領域の相乗効果とエンゲージメント戦略を図り、インドを含むグローバル市場における4Gおよび5Gネットワークにおける展開の機会を模索してまいります。

　楽天シンフォニーの代表取締役社長であるシャラッド・スリオアストーアは次のように述べています。「楽天シンフォニーは、今回の合意を通して、通信業界における相互運用性やオープン性の向上を図れることを大変嬉しく思います。楽天シンフォニーのクラウドネイティブでソフトウェアベースの自動化された機能と、テジャス・ネットワークスの無線機器とを組み合わせることで、オープンで柔軟性が高く、高性能なネットワークソリューションを、通信業界に展開できることを期待しています」

　テジャス・ネットワークスの共同創業者兼CTOであるクマール N. シヴァラジャンは次のように述べています。「楽天シンフォニーとの今回のパートナーシップを通じて、当社のRANインフラストラクチャソリューションと、楽天シンフォニーのクラウドネイティブなRANソフトウェアやオーケストレーションソリューションを組み合わせ、グローバル市場への展開を目指します」

両社の幹部

　なお、楽天モバイル株式会社は、楽天シンフォニーと協力して本プロジェクトに参画し、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）の助成事業「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業（JPNP20017）」の成果であるO-RANインテグレーション基盤技術（注）を適用します。

（注）関連プレスリリース： 楽天モバイル、NEDOにより採択された「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」の研究開発を開始（2023年7月3日）
https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/press/2023/0703_02/

■テジャス・ネットワークスについて
テジャス・ネットワークスは、75 カ国以上の通信事業者、インターネットサービスプロバイダー、公共事業・防衛・政府機関向けに、高性能な有線および無線ネットワーク製品の設計・製造・販売をしています。また、インドのタタグループの一員であり、Panatone Finvest Ltd. (Tata Sons Pvt. Ltd. の子会社) が筆頭株主です。テジャス・ネットワークスの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://www.tejasnetworks.com（英語のみ） 

■楽天シンフォニーについて
楽天シンフォニーは、革新的なモバイルネットワーク技術を用いた通信プラットフォーム事業をグローバルに展開しています。楽天モバイル株式会社が世界でも先進的に商用利用を実現した大規模な仮想化Open RANネットワーク構築の知見を生かし、通信事業者向けのプラットフォームを含む次世代ネットワークの計画・構築・運用に必要なすべての機能を提供しています。楽天シンフォニーは日本に本社を置き、米国、シンガポール、インド、韓国、欧州、中近東アフリカ地域にも現地拠点を置いています。楽天シンフォニーの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://www.tejasnetworks.com

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以上