楽天シンフォニー株式会社(以下「楽天シンフォニー」)とベトナムの通信事業者MobiFone Corporation(以下「モビフォン社」)は、4Gおよび5Gのクラウドネイティブなオープン無線アクセスネットワーク(Open RAN)の同国内における展開(以下「本プロジェクト」)に向けた覚書(以下「本合意」)を締結しました。
モビフォン社は本合意に基づき、Open RAN技術をモバイルネットワーク拡張のための実行可能かつ効率的なソリューションとして、ベトナム国内におけるOpen RANの商用化に向けた技術的な検証を実施します。
- 楽天シンフォニー株式会社
- MobiFone Corporation
楽天シンフォニーとベトナムの通信事業者モビフォン社、クラウドネイティブなOpen RAN商用化に向けた覚書を締結
本プロジェクトにおいて、楽天シンフォニーは、仮想化Open RANネットワーク構築の知見や商用ネットワークにおけるOpen RANソリューションを提供します。また、モビフォン社は、Open RANの商用化に向けて基地局およびコアネットワーク設備を確保し、技術的な検証を推進します。
楽天シンフォニーの代表取締役社長であるシャラッド・スリオアストーアは次のように述べています。「モビフォン社による東南アジアでのOpen RAN商用展開を支援できることを嬉しく思います。楽天シンフォニーは、大規模なOpen RAN商用展開で培ってきた知見を生かし、展開の柔軟性やネットワーク性能、セキュリティ、顧客体験の向上といったOpen RAN技術の利点を最大限に活用できるよう、ベトナムでのOpen RANネットワーク構築に貢献してまいります」
モビフォン社の副総裁であるヴィン・トゥアン・バオは次のように述べています。「2030年に向けて、当社はベトナムのトップテクノロジー企業となり、国内のデジタルインフラ構築を牽引することを目指しています。5Gはモバイル技術革新の象徴であるとともに、社会や産業を変革する基盤となります。次世代モバイルネットワークにおける技術的な自立を目指し、Open RANを戦略的に導入することとしました。楽天シンフォニーの豊富な経験と、当社の強いコミットメントにより、今回の協業は単なる技術検証にとどまらず、包括的なパートナーシップへと発展していくと確信しています」
なお、楽天モバイル株式会社は、楽天シンフォニーと協力して本プロジェクトに参画し、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業(JPNP20017)」の成果であるO-RANインテグレーション基盤技術(注)を適用します。
(注)関連プレスリリース: 楽天モバイル、NEDOにより採択された「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」の研究開発を開始(2023年7月3日)
https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/press/2023/0703_02/
■モビフォン社について
モビフォン社は、1993年4月16日にベトナム初の通信事業者として設立された、電気通信、情報技術、デジタルコンテンツ分野において同国内最大規模の企業であり、市場シェアで上位3位に入る通信事業者です。モビフォン社のビジョンは、ベトナムを代表するテクノロジー企業の1つとなることであり、個人、企業、組織のデジタルトランスフォーメーションやデジタル経済への統合を支援するため、卓越したプラットフォーム、テクノロジー、ソリューションの提供を目指しています。モビフォン社の詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://www.mobifone.vn/ (英語・ベトナム語のみ)
■楽天シンフォニーについて
楽天シンフォニーは、革新的なモバイルネットワーク技術を用いた通信プラットフォーム事業をグローバルに展開しています。楽天モバイル株式会社が世界でも先進的に商用利用を実現した大規模な仮想化Open RANネットワーク構築の知見を生かし、通信事業者向けのプラットフォームを含む次世代ネットワークの計画・構築・運用に必要なすべての機能を提供しています。楽天シンフォニーは日本に本社を置き、米国、シンガポール、インド、韓国、欧州、中近東アフリカ地域にも現地拠点を置いています。楽天シンフォニーの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://symphony.rakuten.com/jp
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以 上