楽天グループ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「当社」)は、本日開催の取締役会において承認されました2024年12月期の連結業績について、前年同期業績との差異が大きいため、その概要について下記の通り、お知らせします。
記
- 2024年12月期の業績(2024年1月1日~2024年12月31日)
連結業績(IFRS)
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売上収益 |
営業利益 |
親会社の所有者に帰属する当期損失(△) |
基本的1株当たり当期損失(△) |
2023年12月期実績(A) |
百万円 |
百万円 |
百万円 |
円 銭 |
2024年12月期実績(B) |
2,279,233 |
52,975 |
△162,442 |
△75.61 |
対前期増減額(B-A) |
+207,918 |
+265,832 |
+177,031 |
+101.66 |
対前期増減率 |
+10.0% |
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- 差異が生じた理由
2024年12月期は、インターネットサービス、フィンテック及びモバイルの全てのセグメントにおいて増収し、売上収益は2,279,233百万円(前期比10.0%増)となりました。
営業利益について、インターネットサービスでは収益性の向上を企図したマーケティング施策変更等を経て、セグメント利益が大幅に改善しました。特に、海外インターネットサービスを運営するインターナショナル部門においては通年での黒字化を達成し、セグメント利益の拡大に大きく貢献しました。フィンテックにおいては、各サービスにおける顧客基盤及び取扱高の拡大に努めた結果、更なるセグメント利益の向上につながりました。モバイルにおいては、自社エリア及びパートナー回線を活用した効率的なネットワーク品質の改善を進めるとともに、マーケティング活動を強化した結果、契約回線数が増加し売上収益が拡大したことで、2024年12月には、楽天モバイル株式会社単体の月次EBITDA(注1)が携帯キャリア事業参入後初の黒字化となり、セグメント損失の大幅な縮小へとつながりました。この結果、Non-GAAP営業利益(注2)は、7,048百万円(前期比160,089百万円改善)となりました。加えて、AST SpaceMobile, Inc.株式の会計上の取り扱いの変更による再測定益106,906百万円をその他の収益として計上したこと等により、IFRS営業利益は、52,975百万円(前期比265,832百万円改善)の黒字となりました。
また、一方で、デリバティブ評価益及び支払利息が前期から増加したこと等による金融収益及び金融費用の純額の減少(前期比36,513百万円減)や、事業環境及び今後の業績動向等を勘案し、繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、当期に一部取崩しを行ったこと等による法人所得税費用の増加(前期比33,968百万円増)を受け、親会社の所有者に帰属する当期損失は162,442百万円(前期比177,031百万円改善)となりました。
(注1)Non-GAAP営業利益(注2)に、減価償却費等を加算して算出。
(注2)IFRSに基づく営業利益に当社グループが定める非経常的な項目やその他の調整項目を調整して算出。
以 上