・2024年度の期初に掲げた「連結Non-GAAP営業利益通期黒字化」「楽天モバイル(株)EBITDA単月黒字化」「グループレベルでのセルフファンディング」において、収益目標をすべて達成。2025年度においては「連結Non-GAAP営業利益黒字拡大」および「楽天モバイル(株)EBITDA通期黒字化」を目指す。
・2024年度通期は「インターネットサービス」「フィンテック」「モバイル」全セグメントにおいて前年同期比で増収。2024年度の通期連結売上収益は2桁成長し、過去最高の2兆2,792億円(前年同期比10.0%増)となり、創業以来28期連続の成長を達成。
・売上増収に加え、「楽天モバイル」の大幅な収益改善と、グループレベルでのコスト改善活動により、2024年度の連結Non-GAAP営業利益は70億円(前年同期比1,601億円改善)、IFRS営業利益は530億円(前年同期比2,658億円改善)と、2019年以来となる5期ぶりの通期連結黒字化を達成。2024年度の連結EBITDA(注1)は3,260億円(前年同期比120.0%増)で着地。
・通信品質向上に伴う好調な契約獲得とARPU上昇、継続的なコストコントロールに加え、2024年12月の「楽天モバイル最強感謝祭」開催に伴う広告増収で、「楽天モバイル」単体の月次EBITDAが23億円となり、MNO参入以降初の黒字化を達成。2025年は通期EBITDA黒字化を目指す。
・グループレベルで、2024年度におけるセルフファンディングを実現。インターネットサービスのEBITDA(注1)(注2)(注3)、金融事業からのキャッシュフロー(注4)、運転資本改善および楽天モバイルの独自調達(リース等)(注5)を通じて、楽天グループ(株)での有利子負債の積み増し(注6)に依存することなく、今年度のモバイル事業および利息等の支払い(注7)にかかる資金需要をカバー。
・2025年11月と12月に初回コールを迎える第2回および第4回国内劣後債の、リプレイスメントを目的とした米ドル建永久劣後債を2024年12月に発行したことで、2025年度までに償還等を迎えるすべての社債の資金を確保済み。さらに2025年2月には、第2回および第4回国内劣後債を対象とした一部買入を実行し、総額400億円の償却完了。引き続き、有利子負債残高の削減と、能動的な社債償還スケジュールのコントロールによる、バランスシートマネジメントに注力。