2022年8月10日
  • 楽天グループ株式会社

楽天グループ株式会社2022年度第2四半期 決算ハイライトに関するお知らせ

■全体業績

2022年度第2四半期は、「インターネットサービス」「フィンテック」「モバイル」の全セグメントで増収、当期連結売上収益は2桁増収で第2四半期として過去最高の4,565億円(前年同期比13.5%増)を計上。コロナ禍における「巣ごもり消費」が一巡するも、これにより増加したユーザーの定着や、国内旅行の需要回復により国内EC(注1)流通総額が伸長したほか、フィンテック各サービスの顧客基盤拡大等が増収に貢献。

・当第2四半期の楽天グループの国内平均月間アクティブユーザー数(注2)は3,700万を突破(前年同期比11.3%増)、クロスユース(注3)も堅調(74.7%)に推移しており、引き続き楽天エコシステムの顧客基盤が成長。 

・当第2四半期のNon-GAAP営業損失は、モバイルにおける自社基地局設置等の先行投資が継続中のため791億円を計上。モバイル事業を除くNon-GAAP営業利益は452億円(前年同期比12.6%増)。なお、モバイルセグメントの損失は2022年度第1四半期をピークに、当第2四半期より予定通り逓減。今後さらなる改善を見込む。

■インターネットサービス

インターネットサービスセグメントにおける当第2四半期の売上収益は2,600億円(前年同期比9.8%増)、Non-GAAP営業利益は215億円(前年同期比32.7%増)を計上。

・当第2四半期の国内EC流通総額は1.3兆円(前年同期比12.3%増)を達成。なかでも、「楽天市場」における2022年6月の月間流通総額はコロナ拡大前の2020年1月比で72.5%増加、「楽天西友ネットスーパー」においても2022年6月の月間流通総額は2020年1月比で80.0%増加。「楽天トラベル」では、国内旅行需要の回復により、コロナ拡大以前の2019年第2四半期対比でも予約流通総額が14.0%増加。業界水準を上回る水準での回復となり、収益増加にも大きく貢献。

・海外事業においては、マーケティング施策の実施や消費行動の回復に伴い、米国のキャッシュバックサービスRakuten Rewards」の当第2四半期の売上収益は231億円(前年同期比18.2%増)を計上するなど、売上収益が順調に伸長。その他、「Rakuten TV」(総登録者数 約5,860万人 前年同期比63.9%増)、「Rakuten Viki」(総登録者数 約5,960万人 前年同期比32.6%増)、「Rakuten Viber」(総登録者数 約13.8億人 前年同期比7.2%増)等、各コンテンツ事業の顧客基盤も大幅に成長(注4)。

■フィンテック

フィンテックセグメントにおける当第2四半期の売上収益は1,627億円(前年同期比6.3%増)、Non-GAAP営業利益は265 億円(前年同期比17.4%増)で増収増益。

「楽天カード」の累計発行枚数は2,669万枚(2022年6月末)、当第2四半期のショッピング取扱高は4兆4,657億円(前年同期比28.8%増)に到達。顧客基盤の拡大が継続しているほか、2022年3月にまん延防止等重点措置が解除されたこと等を背景に、オフライン消費の回復も見られショッピング取扱高が伸長。

「楽天銀行」は、2022年6月末時点で、単体口座数1,268万口座、単体預金量は8.1兆円に。2022年4月には、2027年3月期の単体口座数 2,500万、単体預金量20兆円を目指す中長期ビジョンを策定。2022年7月には、東京証券取引所へ新規上場申請を提出。

「楽天証券」は、2022年6月末時点で、総合証券口座数805万口座、国内株式マーケットシェア33.5%を記録。2022年8月には、投信積立の月額設定金額が1,000 億円を突破。2022年5月には、株式上場の準備を開始することを決議。2022年8月10日に組織再編により楽天証券ホールディングスが上場申請を行う会社となる旨発表。

■モバイル

モバイルセグメントにおける当第2四半期の売上収益は846億円(前年同期比64.5%増)と大幅増収。プラン料金無料キャンペーンの終了に伴い、プラン料金の支払いを開始したユーザーの増加や新規契約者の増加などが売上収益の増加に貢献。営業損失は1,243億円を計上。パートナー回線エリアから楽天回線エリアへの切り替えによるローミング費用の減少などの影響で2022年度第1四半期(1,350億円の損失)をピークに当第2四半期より予定通り逓減。今後もさらなる逓減を見込む。

・2022年5月に新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」を発表。2022年6月末時点で、MNOサービスとMVNOサービスの合計契約回線数は546万(注5)。MNO解約件数のうち8割が月間データ使用量1GB未満のユーザーとなる一方、1GB以上のユーザー数は増加。新料金プラン発表以降、「楽天モバイル」をメイン回線として利用するユーザー比率が8.3ポイント増加、月間データ使用量が20GB以上のユーザー比率も5.7ポイント増加。

・「楽天モバイル」契約者における新規楽天ユーザー比率は6月末時点で21.5%(注6)と、「楽天モバイル」が新規楽天ユーザーの新たな入口となり、楽天エコシステムのさらなる拡大に貢献。また、すでに楽天のサービスを利用しているユーザーに関しても、「楽天モバイル」契約後に「楽天市場」における一人当たりの平均月間流通総額が52%増加し、顧客ロイヤリティの向上にも貢献。

「楽天モバイル」の楽天回線エリアによる4G人口カバー率は97.6%に、4G屋外基地局開設数は47,556局に到達(2022年6月末時点)。今後、2023年中にそれぞれ、同人口カバー率99%超、同基地局数60,000超と楽天回線エリアの拡大と通信品質向上を図る。

(注1)国内EC流通総額(一部の非課税ビジネスを除き、消費税込み)=市場、トラベル(宿泊流通)、ブックス、ブックスネットワーク、Kobo(国内)、ゴルフ、ファッション、ドリーム、ビューティ、デリバリー、Rakuten24 などの日用品直販、Car、ラクマ、Rebates、楽天西友ネットスーパー、クロスボーダートレーディング等

(注2)楽天IDベースでのユニークユーザー数

(注3)過去 12 カ月間における 2サービス以上利用者数/過去12カ月間における全サービス利用者数 (2022 年6 月末時点 楽天ポイントが獲得可能なサービスの利用に限る)

(注4)各登録者数増加率は、2021年6月30日と2022年6月30日時点で比較

(注5)契約数は速報値

(注6)2020年3月以降の累計「楽天モバイル」契約者のうち、これまで楽天サービスの利用のないユーザーの割合

以 上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

  • カテゴリ
  • カテゴリ