2021年8月4日
  • 楽天グループ株式会社

楽天、通信プラットフォーム事業組織Rakuten Symphonyを始動

-「RCP」やOpen RANソフトウェア、アルティオスター社、イノアイ社等、楽天の通信ソリューションや関連子会社・組織をRakuten Symphonyに集約 -

 楽天グループ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)は、「Rakuten Communications Platform」(以下「RCP」)を含むクラウドネイティブなOpen RANインフラストラクチャに関連するプロダクトやサービス等を集約し、ひとつの新しい事業組織であるRakuten Symphony(日本語表記:「楽天シンフォニー」)として新たに始動させます。Rakuten Symphonyは、世界の通信事業者や企業、政府機関向けに、未来を見据えた、コスト効率の高い、通信用のクラウドプラットフォームを提供していきます。

 Rakuten Symphonyは、日本、米国、シンガポール、インド、欧州、中東・アフリカでソリューション事業を展開するグローバルな事業組織です。楽天が保有する通信事業者向けプロダクト、サービス、ソリューションを横断的なひとつの事業組織の下に集約させ、4Gおよび5G用のインフラストラクチャとプラットフォームソリューションを世界市場に提供していきます。

 また、今回のRakuten Symphony始動により、「RCP」と同様に、Open RANに関連するソフトウェア、ネットワークの自動化とオーケストレーション、クラウドインフラストラクチャ、楽天モバイルが買収したイノアイ社(注1)、楽天のモバイル技術に関する研究開発組織、通信サービスの販売・マーケティング組織等もRakuten Symphonyに集約されます。

 楽天グループ株式会社代表取締役会長兼社長でありRakuten SymphonyのChairmanに就任する三木谷 浩史は次のように述べています。

 「楽天は世界初(注2)のクラウドネイティブかつOpen RANベースのモバイルネットワークを日本に展開しています。楽天は、Rakuten Symphonyの事業始動にあたり、グローバルなリソースを結集し、世界中の通信事業者、企業、政府機関に革新的なモバイルネットワークソリューションを提供するための、次なる重要な一歩を踏み出します」

  • 通信プラットフォーム事業を展開する新しい組織Rakuten Symphonyロゴ
  • Rakuten Symphonyの5つの事業領域

 楽天グループ株式会社の副社長執行役員CTOであり、Rakuten SymphonyのCEOに就任するタレック・アミンは次のように述べています。

 「Rakuten Symphonyのソリューションを通じて、楽天は、世界中の新規参入および既存通信事業者や企業がクラウドネイティブなネットワークサービスをこれまでより簡単に構築・展開できるよう支援できると考えています。世界でも品質に対する要求が最も高い日本での実績と得られた知見を活かし、Rakuten Symphonyはお客様に高品質かつ安全性の高いネットワークパフォーマンス、透明性のあるコスト、オープンな技術規格に基づく柔軟性のある通信プラットフォームの提供を目指してまいります」

 楽天は、日本における携帯キャリア事業の展開実績と共に通信プラットフォーム事業の海外展開により、クラウドセントリックかつ仮想化されたOpen RANベースのモバイルネットワークのグローバルリーダーとしての地位を確立していきます。

Rakuten Symphonyについて

 Rakuten Symphonyは、日本、米国、シンガポール、インド、欧州、中東・アフリカで通信事業者向けにソリューション事業を展開する事業組織です。「RCP」を含む、クラウドネイティブかつOpen RANベースの通信インフラプラットフォーム、サービス、ソリューションを開発し、革新的な通信プラットフォームを世界で提供していきます。

(注1) イノアイ社については、2020年5月13日に発表したプレスリリース「楽天モバイル、「Rakuten Communications Platform」の開発体制強化に向けて米イノアイ社を買収」をご覧ください。https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2020/0513_02.html
(注2) 大規模商用モバイルネットワークとして(2019年10月1日時点)/ステラアソシエ調べ

 

以 上

 

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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