□ | 2007年12月18日 |
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「my Rakuten」リニューアル、「Ruby」を用いてアプリケーション開発 |
楽天株式会社(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史)は、楽天会員向けの専用ページ「my Rakuten」をカスタマイズ可能な「my RakutenBETA」としてリニューアルし、本日12月18日からサービスの提供を開始しました。 「my Rakuten BETA」は、プログラミング言語の一つである「Ruby」とWebアプリケーションの開発フレームワーク「Ruby on Rails」(※)を用いて開発しました。「Ruby」は当社の楽天技術研究所フェローで、株式会社ネットワーク応用通信研究所(本社:島根県松江市)フェローのまつもとゆきひろ氏が、開発したオープンソースの国産プログラミング言語で、webアプリケーション開発においても生産性が高いことから、国内はもとより海外でも高い評価を得ています。 当社としては、今回の「my Rakuten BETA」が「Ruby」および「Ruby on Rails」を使って開発した初めての本格的なサービスとなります。「Ruby」の採用により、他のプログラミング言語であるJavaやPHPを利用した従来の開発プロセスに比べ、工数を約3割削減することができました。 【「Ruby」を用いた開発について】 インターネット・サービス企業はインターネットを取り巻く環境がめまぐるしく変化する中、多様なニーズに対応できるよう柔軟かつ迅速な開発手法の確立が求められています。当社は2007年1月にwebアプリケーション開発の生産性向上の一環として、「Ruby」を用いてアプリケーションを構築する「Ruby プロジェクトチーム」を立ち上げました。このプロジェクトチームは「Ruby on Rails」を用い、大規模なトランザクション処理や高度な情報セキュリティ処理に対応したアプリケーションなどの開発に取り組んでいます。また、「Ruby」および「Rubyon Rails」を用いた開発手法の標準化による生産性向上にも努めています。 ※:Ruby on Rails David Heinemeier Hansson(デビッド・ハイネマイヤ・ハンソン)によって開発されたWebアプリケーション開発フレームワーク。Model-View-Controller(MVC)というアーキテクチャーに基づいて構築されており、アプリケーションの開発を他のフレームワークより少ないコードで簡単に開発できるよう設計されている。 |
■□■「my Rakuten BETA」の概要■□■
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楽天会員向けカスタマイズページの「my Rakuten BETA」は、楽天グループが提供する情報やツール類をワンストップで表示・閲覧できるよう統合を図り、会員の利便性を高めました。 (1)「楽天市場」のランキング情報、「楽天トラベル」のエリア特集といった、 楽天が提供するサービスメニュー(117種類)から好みのコンテンツを選択表 示できます。コンテンツの種類やレイアウトのカスタマイズ機能は順次拡充し てまいります。 (2)コンテンツの選択や表示レイアウトの変更を、マウス操作のみで直感的に素早く実行できるようになりました。これまでの「my Rakuten」は、各サービスへのリンク集であり、ユーザー自身で編集することができませんでした。 ●○「my Rakuten BETA」表示画面○● URL ⇒ https://www.rakuten.co.jp/pr/2007/1218/release_1218_01.jpg 以上 |