Echoes 〜未来へ響き合う想い〜

私たち楽天が実践している社会貢献活動は、従業員を始めビジネスパートナーやお客様、行政、NPOなど多くの方々と一緒に取り組んでいます。ここでは活動に関わることで、“エコー=こだま”のように参加者の心に跳ね返ってきたエピソードをストーリー形式でお届けします。

vol.02_『楽天IT学校甲子園』×楽天トラベル 国内営業部 田辺あゆみ

学生たちの変化する姿が教えてくれるITビジネスの魅力

全国67校の頂点が決まる『楽天IT学校甲子園』

総勢500人近い数の人たちの目がホールのスクリーンに集まった。たった12枚しかない本戦への切符。予選をくぐり抜け、その最後の1枚を手にする学校名が、今、まさに告げられようとしている。次の瞬間、女子高生たちの歓喜の声が広いホールに響いた。その日、会場スタッフとして誘導の任についていた田辺は、スクリーンに映し出された高校名を見て小さく頷いた。

2017年1月13日。その日、東京ミッドタウン・イーストの地下ホールAには、2016年度『楽天IT学校』に参加した全国67の高校のうち、64校の代表チームが集まっていた。高校生にインターネットの可能性やビジネスチャンスの広がりを理解してもらう事を目的に、「楽天市場店舗・楽天トラベル施設など」、「学校」、そして「楽天」の3者連携により実施するこのプログラムも、今回で9回目を数える。1年間で全8回の講座からなる電子商取引授業の総仕上げとも言えるのが、高校生たちによるプレゼン大会、そう、この日行われた『楽天IT学校甲子園』である。

『楽天IT学校甲子園』のルールはいたってシンプルだ。全国から集まった高校の代表チームが、授業を通じて企画した商品/旅行プランやECページをプレゼンし、それをインターネットビジネスの最前線に立つ店舗様や施設様を中心とした審査員がジャッジする。その評価によって予選で12校まで絞られ、再プレゼンとなる本戦で最優秀賞が決まる。そして今回の本戦出場校の発表で最後に名前が呼ばれたのは、田辺が初めて講師を担当した高校だったのだ。

『楽天IT学校』の講師を経験することの意味

田辺あゆみ。2008年4月に楽天のトラベル事業(当時は楽天トラベル株式会社)に入社。同事業部に約6年在籍した後、一度退社し、学生時代から関心のあった旅行業のリアルエージェントに転職。そこでインターネット集客の可能性を再認識し、楽天に再入社したというユニークな経歴を持つ。現在は、新潟エリアを中心に、宿泊施設様のネット集客や売り上げのアップを図るインターネットトラベルコンサルタント(ITC)として活躍している。

“初めて”は、講師役の田辺だけではなかった。担当した高校も『楽天IT学校』初参加で、一緒にプランを作る施設様も初めてのチャレンジ。初めてづくしの3者連携による授業の船出は、緊張でぎこちないものだった。「最初の授業は声も足も震えました」と、彼女はその時のことを振り返る。だが、回を重ねるうちに生徒からの質問が増えるようになった。施設様も、学校が夏休みの間に生徒たちを招き、スイートルームなど普段見られないような現場を見学させてくださった。ますます生徒たちの真剣度が増し変化していく様が、田辺には嬉しく感じられた。

本戦の結果発表も、7つの特別賞、第3位、準優勝の発表が終わり、残すは優勝校の発表のみとなった。ホールを満たす緊張のボルテージは最高潮に達している。田辺が講師を務めた学校の生徒たちの脳裏にも、予選結果の発表シーンが甦ったに違いない。だが、その学校名が最後まで呼ばれることはなかった。

「講師としての反省点はあります」と前置きした上で、田辺はこう語った。「ネット集客の難しさと、自分たちのプランを多くのお客様に見てもらえるという嬉しい気持ちは伝えられたと思います」と。彼女は次回も講師を引き受けようと考えている。難しさや楽しさを含め、自分が情熱を注いでいる仕事の魅力を伝えるために。

『楽天IT学校』とは

「楽天市場店舗・楽天トラベル施設」×「学校」×「楽天」の3者連携により実施する、電子商取引授業の取り組みとして2008年のスタートから毎年開催されている『楽天IT学校』。そのプログラムの集大成となる『楽天IT学校甲子園』は、全国から各校の代表チームが一堂に会し、自慢の販売ページの魅力を競い合うプレゼン大会です。今年で9回目を数える2016年度『楽天IT学校』には、全国67校、1937人の高校生に参加いただきました。

2017年1月13日、会場となる東京ミッドタウンには朝早くから『楽天IT学校甲子園』に出場する高校生たちが集まりました。午前中は、5つのブロックに別れ予選が行われました

予選の様子。小芝居風のパフォーマンスやパワーポイントを駆使するなど、各校の代表チームがこの日に向けて練習を重ねたプレゼンを披露。審査員は、楽天市場の店舗様、楽天トラベルの施設様にお願いしました

予選結果発表の様子。2016年度『楽天IT学校甲子園』に参加した64校から、予選を経て本戦にコマを進められるのは12校のみ。本戦出場校の名前が発表されるたびに、歓喜の声がホールに響きました

2016年度『楽天IT学校甲子園』の栄えある優勝校に、「霧島市立国分中央高等学校×おむつケーキ&出産祝いのココレカ」が選ばれました。以下、準優勝は「作新学院高等学校×スカルプ&スキンケアYOU通販」、第3位は「石川県立金沢商業高等学校×歯科医院専売品のデンタルフィット」となりました

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