トラベル事業の営業経理グループは、主にトラベル事業の売上・費用計上、請求・支払業務を担当する部署です。また、現場から日々相談される精算や経理業務に対するサポートも行います。特に新規案件や業務改善における経理的、税務的なアドバイスは、我々の重要な役割のひとつですね。個人的にはマネージャーとして、メンバーの勤怠管理や、タスクアサインを管理し、より働きやすく、成長できる環境を提供できるように心掛けています。私は営業経理には、2つの視点が必要だと思っています。1つ目は上場会社経理として適切に決算数値をまとめ、投資家や株主の方々からの信頼につなげること。2つ目は事業サービスを通じたお客様への貢献です。お金周りの信頼はそのままお客様の信頼につながるので、責任は重大ですがやりがいがあります。

私にとって楽天は、非常に「おもしろい」会社です。楽天自体、事業規模を急激に拡大させ、短期間で多角化を実現させてきた勢いがありますし、社員が成長する場を惜しみなく与えてくれます。チャレンジが好きな人にとっては最高の環境ではないでしょうか。私自身、経理に配属されたのち、ポイント経理、楽天本体の税金計算の担当などを経て、現在のトラベル事業部の経理グループにやってきました。サッカーのJリーグ、ヴィッセル神戸に出向したこともあります。このような多彩な経験ができる会社は他にないのではないかと思います。この多様性と、エンパワーメントに満ちた環境が、私が楽天で働き続ける理由ですね。

最も自分の成長を感じられたのは、ヴィッセル神戸に総務経理マネージャーとして赴任していた期間だと思います。入社4年目の若手社員ながら、ひとつの会社のバックオフィス全体を見渡すことが求められました。当時の私にとっては規模的にも、業務内容的にもかなり多く、複雑なものだったことは間違いありません。ただ、自分のスキルとのギャップを埋めるために、必死でくらいついてがむしゃらに仕事をこなしたことを覚えています。あの神戸での経験があるからこそ、今の私があると思っています。スタジアムから見た美しい景色への感動は、今でも私が楽天で働くことの意味を再確認させてくれます。

早目に出社し、コーヒーを片手にメールとスケジュールのチェックをすることから1日が始まります。業務の内容は日によって変わりますが、事業部との打ち合わせ、問い合わせの対応、資料作成などが多いですね。マネージャーとしてメンバーの管理をすることも大切な業務で、数字を扱う仕事ということもあり、メンバー間の綿密なコミュニケーションを大事にしています。退勤後は友人と飲みに行くこともあります。充実した仕事のあとの一杯は格別ですね。