
楽天グループは、東日本大震災を受けて、企業としてできる様々な取り組みにつとめております。地震により発生した福島原発事故により不安定な状況にある電力供給についても、企業として対応すべき課題であると考え、地震発生当初より協力してまいりました。現在、「Project60」というプロジェクト名の下、「今夏の一人あたり電力使用量昨年比40%削減」を目指し大幅な節電対策を進めております。
企業としての最大限の努力、オフィスでの取り組み

地震発生当初から、東京電力管内にある楽天タワーおよび楽天タワー2号館の従業員の自宅勤務、オフィスフロアの昼間消灯、エレベータの運行制限、空調の制限等により大幅な節電を行いました。
通常の勤務体制に戻った現在も、電力使用量を最大限に抑制する活動を継続しており、主に照明使用の50%間引き、コピー複合機使用の制限、空調稼動の最小限化などを実施しています。これらの活動を組み合わせることにより従業員の出社時間が早まるなど勤務時間に変化が生じ、照明使用に係る電力使用量は60%削減されるという結果も見られています。
さらに効果的な節電を目指し、オフィス内で使用する電力について使用を制限することで電力使用量削減に寄与する活動となりうるかの調査を随時行い、僅かな活動でも節電に寄与するものについては、実施を行っています。また従業員一人ひとりの協力が必要なことから、「Project60」の活動を国内の全支社に展開し、電力を使用することに対する意識の見直しを促しています。今後は従業員から節電アイデアも募集する予定です。
- 一人あたり電力使用量40%削減達成と、今夏の対策
- このような対策により、一人あたり電力使用量40%の削減目標に対し、楽天タワーおよび楽天タワー2号館を含む国内全15拠点において、3月は26.8%、4月は42.6%、5月は35.4%の削減を達成することができました。
- 今夏の節電対策は、従業員の体調管理も重要になるため、空調による削減は限界があります。そのため、デスクトップPCで利用するディスプレイについて、快適に見える範囲で明るさを落とすなどの対策をあわせて行っています。

- スーパークールビズ「楽天ハワイアンサマー」
- 従業員の体調管理において、暑さ対策が重要になることから、スーパークールビズ対応として「楽天ハワイアンサマー」と称し、ドレスコードの大幅な緩和を行っています。
- 節度ある服装を条件にショートパンツやサンダルでの出社を認めています。男性の服装が特に変化しており、女性は、浴衣を着用するものもおります。社内SNSで思い思いのファッションを共有することにより、インド人の従業員がサルワール・カミーズを着用するなど、それぞれの国で暑さを乗り切る服装も見られるようになっています。
- 照明の50%間引き
- 楽天タワーおよび楽天タワー2号館の看板照明灯や情報表示大型モニターを消灯・停止するほか、震災当初は、昼間はオフィスフロアの照明は原則として使用せず、自然光にて業務を行うようにしていました。現在は、点灯する必要がある場合には点灯させていますが、その場合でも、電力使用量が抑制できるよう、全オフィスフロアの蛍光灯を業務に支障のないレベルで間引いています。オフィス内の明るさは減りましたが支障無く、これまでと同様に円滑に業務を遂行しております。



- コピー複合機使用の制限
- 地震発生後は全オフィスフロアにおいて、コピー複合機の稼動を一部制限しております。

- 社員食堂の営業時間短縮
- 従業員の健康管理を考え、運用してきた「楽天食堂」においても、営業時間を短縮し節電を行っています。これまで朝8:15~20:30まで営業しておりましたが、朝食と夕食を中止し、8:15~18:00に営業時間を変更しました。
- オフィスの空調稼動を最小限に
- 地震発生後から、オフィスフロアの空調を最小限に控えています。地震発生翌週は、電力使用量を抑制することなどを目的に自宅勤務の者が多かったことから、この時期は特に空調稼動を最小限に抑えることができました。
データセンターでの電力使用量抑制の取組み
楽天のインターネットサービスを支えるデータセンターについても、電力使用量を低減するためにサーバー稼動を最小に抑える検討を始めています。サーバー稼動率が最も高くなる楽天のピークタイムは22時以降であるため、経済産業省の示す電力需要のピークタイム(10:00-21:00)とは重なりません。この経済産業省の示すピークタイムにおいて、楽天のサーバー稼働率を落とせる余地があり、それにより、この時間の電力使用量のより一層の抑制を可能とすべく対応策を検討しております。
- 段階的な節電計画
- KVH株式会社様と富士通株式会社様の両データセンター事業者に電力使用量40%削減を目指すという楽天グループの取り組み「Project 60」にご賛同いただき、今夏の東京電力および東北電力管轄エリアの大幅節電を前に段階的な節電対策を講じております。4月時点では、オフィスと同様に照明や空調の使用を制限するほか、サーバーの稼動状況の見直しも実施しました。また、今夏においては、サーバーから発生する暖気をコントロールすることで、電力消費量をさらに削減するよう努めています。

(関連リンク)KVH株式会社の取り組みについて
(関連リンク)富士通グループの節電施策について
- さらにデータセンターの電力使用効率を向上させるために
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今夏の大幅節電の最終段階として、サーバーから発生する暖気についての対応を強化する予定です。例えばサーバーが配置されているラック毎にサーバー背面からの暖気の回り込みを防ぐことができるブランクパネルを設置することや、通路の空気を暖気と冷気に分け室内の温度を分離しコントロールするビニールカーテン設置をすることなどを実施しています。
このような気流制御の強化に加え、照明の間引き、空調稼動率の削減および空調温度の最適化を図ることで、電力使用量40%削減を見込んでいます。さらに、これら両データセンター事業者による対策に加え、楽天においても、サーバの省電力化等を行い、機器の使用電力自体の削減についても努力を継続しています。-

室内温度を冷気と暖気でコントロールできるようビニールカーテンを取り付けています。
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サーバー前面のラックに取り付けている透明および白い部分がブランクパネルです。これを取り付けることによりサーバーからでる暖気をコントロールします。
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