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事業長メッセージ

旅行の歴史を、一緒に変えましょう。楽天株式会社 コマースカンパニー ヴァイスプレジデント トラベル事業 事業長 髙野 芳行

1976年、東京都生まれ。早稲田大学大学院修了。株式会社セブン-イレブン・ジャパンを経て、2002年に楽天株式会社(現:楽天グループ株式会社)入社。楽天市場を経て、2004年に楽天トラベルへ。ITC(インターネット・トラベル・コンサルタント)から、広告企画推進部部長、マーケティング部部長を歴任。2016年よりトラベル事業 副事業長として、マーケティング・編成・カスタマーサポート・データ解析など顧客に関する部署を統括。2017年、トラベル事業 事業長に就任。座右の銘は「やるかやらないか」。

エンパワーメントとは、ビジネスを楽しんでもらうこと

私は楽天トラベルに異動した当初、ITC(インターネット・トラベル・コンサルタント)としてスタートしました。楽天トラベルに登録している宿泊施設が売上を上げるための、コンサルティングをする仕事です。楽天トラベルでは宿泊施設が自由にウェブページを作成したり、販促メールを送ったり、キャンペーンを実施したり割引クーポンを発行したりできるのですが、当時は積極的にそうした活動をする宿泊施設は少数でした。私は先方の担当者に毎日メールや電話をして、楽天トラベルをもっと活用いただけるようにお願いしました。すると少しずつツールを使ってくださる方が増えて、「昨日高野君と相談して作った宿泊プランからすごい予約が入ってきているよ!」「メールでシークレットプランを売り出したら即日売り切れたよ」「楽天トラベルは何かアクションを起こせば予約がどんどん入ってくる」といった喜びの声を、次々といただくようになったのです。

これは、楽天トラベルの集客力だけが引き起こしたことではありません。宿泊施設の担当者の方が、自分の宿泊施設の魅力を伝えたい、と積極的に努力された結果です。それをお手伝いするのがITCです。ITCの役割は、宿泊施設のパートナーとして一緒に目標に取り組み、その隠れた魅力や能力を引き出して、インターネット上でマーケティングするサポートををすること。宿泊施設の方に、その能力を最大限に発揮していただき、ビジネスを楽しんでいただくこと。それが、楽天グループがミッションとして掲げている「エンパワーメント」、力を引き出す、ということだと思います。だから楽天トラベルには、「営業」という職種はありません。単に誰かに何かを売る仕事はないからです。

ITCだけでなく、プロダクト担当でも、マーケティング担当でも、ウェブサイトのコンテンツを制作する部署でも、それぞれのやり方で宿泊施設や地域をエンパワーメントしています。誰かのエンパワーメントができた、誰かの役に立てた、と思う瞬間を重ねていけることが、私たちの仕事の大きな魅力ですね。

目指すのは、グローバルOTA

楽天トラベルは今後、「グローバルOTA(オンライン・トラベル・エージェンシー)」を目指していきます。アフリカでも東南アジアでもヨーロッパでもトヨタの車が走っているように、世界中のどこの国の人も楽天トラベルを知っていて、当たり前のように使っている。それが「グローバル」ということだと思います。

その過程でカギになるのが、ビッグデータです。楽天グループ全体の会員数は今、1億人以上(2021年9月現在)です。私たちのもとには、インターネットユーザーに関する膨大な量のビッグデータが集まってきます。こうしたデータとテクノロジーを駆使して、楽天トラベルを、旅行者一人ひとりが「自分の今いちばん求めている宿泊施設やプランに出合える場所」にしていきます。

グローバルな存在になるために、ビッグデータやテクノロジーと並んで私たちの強みとなるのが「人」の力です。インターネットのビジネスだからといって、私たちはただパソコンの前に座っているだけではありません。私たちの仲間には、優秀な技術者、データ分析のスペシャリストや最先端のマーケター、コンテンツ制作のプロがいます。特にITCは約200名に上り、国内20カ所、海外18カ所の拠点に根を張っています。彼らが宿泊施設へ足を運び、直接話をして、その魅力とは何か、どうすれば多くの人に伝えられるのか、毎日考えて発信しているわけです。

旅行を変える。その歴史を一緒に作れる人と

このように、宿泊施設の、ひいてはその地域の魅力を引き出すことが私たちの仕事ですから、楽天トラベルで働く人は「聞く力」を持っていることが大事だと思います。どんなお客さんが来るのか、何を意識して運営しているのか――宿泊施設に「聞く」ことが、まだ知られていない魅力を発見・発信することにつながるわけです。

また私たちの仲間には、世界のトッププレイヤーになるんだという気概を持ってほしいですね。楽天は日本で最も大きいインターネット企業の一つですし、保有しているビッグデータの量や多様さという点から考えれば、楽天以上の会社はほとんどありません。また、トラベル分野はインターネット業界の中でも重要なジャンルです。その気になれば、世界に名だたるグローバルIT企業と一緒にプロダクトを作ったり、今までにないレベルのマーケティングをやってみたりすることもできるはずです。

ところで、私が15年前に楽天に入社するとき、役員がこんな話をしてくれました。

「今はインターネットで物を売る会社はほとんどないけれど、今後はそれがメジャーになっていく。自分たちが人生をかけて作ったサービスが、10年後、デパートやコンビニみたいに当たり前に使われるようになる。自分に孫ができたら、『これはおじいちゃんが一生懸命作ったサービスなんだよ。昔はインターネットで物を買うなんて誰もできなかった。みんなの生活を、おじいちゃんたちが変えたんだよ』と話せる、そういうものを作っていくんだ」と。

楽天トラベルも、世界を舞台に旅行の歴史を変えていきます。インターネットの世界は予測不能で変化が速いので、どんなふうに変わるかは、私にも言えません。変化のその先も含めて一緒に考えられる、「歴史を作っていくんだ」という心を持ってくれる人と、一緒に働きたいと思います。

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